干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

巨大な樹木

時々お参りする神社に、巨大な樹木があります。 樹齢も千年を超えているという話です。 今日は用事があって、遠くからそばを通っただけなのですが、やはり、普通の樹木とは違う何かしらを感じます。 坤の2黒の場所の先天は、4緑になります。 木剋土の説明…

8白命へのお知らせ

生まれた年の8白命の方は、今年は中央ですので、苦労が多かったと存じます。 その続きでお話するのは心苦しいのですが、来年子7赤の年には、8白命に吉方位はありません。 短距離や、簡単なことでしたら問題はないとは思いますが、大きな事柄ですとやはり…

解釈する者によって違うこと

易でも九星でも、同じ卦や盤を見ながら、解釈が変わることがあります。 徳川家康の祖父松平清康は、夢に「是」という文字をつかんでいたというのですが、それをお抱えの占い師に解釈を命じました。 すると「是という字は分解すると、<日>と<下>と<人>…

令和元年の元旦

令和元年は、5月から始まりましたので、平成と同じように元旦はありません。 しかし最初の日を考える必要はあります。 元旦は1が並ぶ日ですから、令和1年10月1日、10日、11日、11月1日、10日、11日などが同じように考えられますが、ゼロが…

縁切り祈願

世の中、縁結びと同様に、縁切りをしたい人も多いようです。 今日面白い話をお聞きしました。 有名な縁切りのスポットがあって、そこに嫌な人との縁が切れるようにお願いに行った人がいたそうです。 そうしましたら、その人と見事に縁が切れたということでし…

福禄寿の分量

福(幸福)と禄(お金)と寿(健康)を足した分量は、各人で決まっています。 何もしないまま、録ばかりを増やそうとして、例えばパワースポット回りをされている方は、その御利益が大きいほど、福か寿を損ないます。 最初に神社参りをして御利益をもらって…

先生の誕生

人は子供が生まれると親になります。 そのまた子供である孫が生まれると、祖父母になります。 本人はいつのまにか、そういうポジションにいると呼ばれるのですが、本当の親、祖父母になったかどうかは別だと思います。 物事を教えると、先生と呼ばれます。 …

これも占いの一種

筮竹を振るか、さいころをころがすか、暦とにらめっこするかだけが、占いではありません。 いろいろな前兆、オーメンが物事の成否などを示してくれます。 一般の人がそういった前兆をとらえることもできますが、聖人についても同様に前兆があります。 たとえ…

暦の大混乱

明日から日盤九星に、二種類のものが存在し始めます。混乱の開始です。 そもそも九星には閏があるのですが、別なイレギュラーな閏が発生することがあります。 今まで市販の万年暦は、前回のイレギュラーな閏、即ち大正五年の分は採用されていたのですが、今…

受け止める度量

山あり谷ありの人生だとしても、最終的に勝つ人と負ける人がいるのも事実です。 もちろんこの場合の勝負とは、自分との闘いのことです。 ではその差をつけるのは何か。 その原因の一つは、自分の運命を受け入れることだと思います。 例えば親を選べない、と…

亥の重なり

今月は、亥年の亥月に当ります。 亥の日の亥の刻になりますと、四つの亥が並びます。 亥は十二支の最後にあたりますので、今月は新旧交代の話をよく聞きます。 11月節に亥の日は、あと二回あります。 その日に何をすべきなのか。そして何が起きるのか。 恐…

位牌は一つだけである必要はない

位牌は長男が相続する、という伝統を持っているご家庭は多いと思います。 では次男さんより下の方々は、独立して家を出てしまったならば、平常はどのようにご供養するのでしょう。 長男さんの家に行ったときだけ手を合わせる、ということになってしまいます…

水が良くないとは

先月、令和元年の十月は3碧の月でしたので、1白が暗剣になります。その上、年の西に1白がありますので、さらに1白の意味合いが強くなります。 ということは、1白である水に問題があるということです。 いまだ記憶に新しいように、台風19号の影響で、…

家族内の問題

家族の中で問題が起こることは多いですが、鑑定をする側としては苦労があります。 まず、その家族のことを知っている場合、どの人の立場に立てばいいのか。 親しいからといって、筋を曲げるわけにはいかず、人間関係まで影響してしまいます。 そして大概の場…

星がわからない場合の鑑定

第三者を話題に出して鑑定を依頼される場合、その第三者の星がわからない場合が結構あります。 自分の上司だとか、同僚だとか、様々な鑑定でよくあることです。 その時には、その人の誕生日がわからないと細かい箇所まではわかりませんが、漠然とわかる見方…

方位術を突き破るもの

方位をつかって健康になりたい、方位を使ってお金持ちになりたい、というお気持ちは十分にわかります。 自分も、欲にほだされて、方位を使います。 そういう方位を使うという発想はすべて、自利、すなわち自分のための行動です。 そんなこと当たり前じゃない…

三角形の利用

方位を使うときなどは、入って帰ってくるだけでは、災い出しにならないという立場です。 単に福を取るという目的でしたら、それもいいでしょう。 そうではなくて、災いを出すために方位を使う場合には、この三角法が必要となります。 しかしこの三角というの…

雨に打たれる

易は万象を表すものと言われています。 ですから所詮、机上では理解できないものなのです。 肌感覚を磨かないと、その本質は理解できないでしょう。 仮にわかっていたとしても、時々は自然に帰り、自然を思い出さないといけません。 そのためには、土にふれ…

音を数

世界は事象であふれています。これを何とかとらえたいのです。 一番簡単なのは。数字できた場合です。 例えば音がしたときに、その音の数を数えて卦を立てます。 先日も、朝七時に神社で花火が鳴りました。 この日は神社のお祭りの日、お祭りをやるという意…

何が繁栄かという問い

平成の時代は、失われた二十年とか三十年とか言われていて、日本の国際競争力が落ちた時代とされています。 とすると、繁栄というのは、もう一度高度経済成長期のような時代に戻るということでしょうか。 昭和の時代を考えなおしてみますと、経済的には豊か…

基本以前の常識

方位を使えば、何でも開運できると考えている人がいるならば、それは根本的に間違っています。 その人の不幸は、その人の性格や思考方法が決定するのであり、それを変えるために方位を使ったりするのです。 あくまでも、その人の発想なり、生き方を変えるの…

食事を減らすこと

現代人は食べすぎであり、それで病気になっているという指摘があります。 それが医学的な事実かどうかはわかりませんが、水野南北の時代から小食の考えはありました。 九星学で、空腹は事象で取ると2黒です。その反対は6白です。 ですから断食をしますと、…

複雑な話

複雑な話をお聞きするときには、よくよく聞かないとなりません。 ご本人も混乱していることがあり、話が順序だっていないことも多く、こちらで整理をする必要があることもあります。 人間関係やら、途中経過やらを、すっと頭に入れて判断しなくてはならない…

鑑定会話の再現について

古い、古い占い師さんの本を読みましたら、お客さんとのやりとりが書いてありました。収録数は、数十人分でしょうか。 そのほとんどどれもが、お客さんとの会話が書いてあるのです。 これだけ正確に書いてあるというのは、録音でもしていたのでしょうか。あ…

知識の伝授と法の伝授

この世界の講義は、単に知識を伝えるものだけではありません。 知識も大切です。聞かなければわからないことも多くあり、それをもって秘伝と称し、伝えられているものも多いでしょう。 しかし単に、知識を伝えるだけでは得られないことがあるように思います…

気の流れと鑑定盤

人間の体でも、気の滞る場所があると病気になるといいます。 気、なるものはわからないものとされますが、とりあえずあるものとして考えます。 風水をされる方は、龍脈を言いますから、地理の上においても同じような発想があるのでしょう。 何だかわからない…

見えないことの話をしていると

見えないこと、特にご神仏に関することなどを話す機会がありますと、何かしら不思議があります。 いやいや、普段の生活の中でも、様々な形で前知らせは起っているものです。 それを私たちがキャッチできないだけで、そこに問題があります。 見えない世界の話…

最初の出会いの影響

動物などでは、最初に見たものを親と信じてしまうという話があります。 実はこの分野も同様で、最初に教えてもらった先生の影響というのがなかなか抜けない傾向にあります。 自分からモチベーションを高めて、自分の過去の知識をすべて組み替える、という強…

自分を見る

人相は他人様を見るのに使うことが多いですが、自分を見るのにも、当然使えます。 しかしながら、毎朝見る習慣がないと、なかなか見る機会は、特に男性はないものです。 歯磨きをするときに、見るようにはしていますが、なかなかじっくりとはいかないもので…