干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門堂(月恩会)参照のこと。

鑑定会話の再現について

 古い、古い占い師さんの本を読みましたら、お客さんとのやりとりが書いてありました。収録数は、数十人分でしょうか。
 そのほとんどどれもが、お客さんとの会話が書いてあるのです。
 これだけ正確に書いてあるというのは、録音でもしていたのでしょうか。あるいはそれだけすごい記憶力がおありなのでしょうか。
 顧みるに、自分にはそれだけ会話を再現する自信がありません。
 当然、鑑定の流れ、どの話のある、どういう方向にもっていったとか、鑑定録は残してあります。
 鑑定直後ですから、細かく書いてありますが、しかし大枠だけです。
 それを考えると、どうしてもそういった会話を細大漏らさず書いている本というのは、自分には信用できないのです。
 易神を奉じる占い師が、創作大半で書いているとは信じたくないのですが。