干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

2024-01-01から1年間の記事一覧

情報を選ぶ

ネットが流行りだした初期から言われていることですが、ネットは情報が過多ですので、そこから大切な情報か選ぶ能力が必要になります。 たしかにネットには重要な情報や大切な情報もありますが、逆もまた多いはずです。 特に占いは、最初が肝心ですので、お…

記録をつける

鑑定をしたいとか、鑑定士になりたいと考えていない人であっても、この学問は面白いです。 何事かが発生するのは、偶然で起こったことではないのです。 インドでもインドラの網といって、すべての事柄は関連して起きていて、偶然に起こったことはないという…

天災の予測

今年は年初から地震があり、大変な年として始まりました。 それにしても思うのが、我々が仮に地震の予測ができたとして、それをどうしたらいいのかという問題があります。 公表して外れましたでは、占術の価値を下げることになります。 当然、次回からは信じ…

一番確実な開運法

開運をするには、はやり宗教が早いです。 宗教といっても、新興宗教ではなくて、今まであった既成の仏教と神社神道とを意味します。 要するに、どうにかして突破しようとする気持ちと、それに感応していただけるものがあるかどうかです。 大概の人は、信じな…

最初に戻る

干支九星の鑑定にしても、考え方にしても、法則通りに解明するのは、そう難しいことではありません。 実際にやってみれば、多くの場合には答えが出てきます。 しかしながら難しかったり、込み入ったりしますと、答えを出すのが難しくなってきます。 そこをど…

余計なこと

吉になるには努力がいりますが、災いになるのは簡単です。 亡くなった方の骨を少し分けて欲しいともらい、それを供養している人がいます。 外国の人なら、まあ考えられないではないですが、日本の中ですぐに墓参りに行ける距離でありつつそういうことをする…

同盤の月

今月は九星と十二支が同じ盤になっています。 九星では3碧ですので、今月は世間全体が3碧の影響を受けます。 ここで事象の取り方が出てくるわけですが、3碧の事象篇を見れば、世間の九分の一がそうですので、たくさんの事柄があるわけです。 とはいえ、基…

肉親の争い

親子や夫婦、親戚などの間で、争いをしていることを見ることがあります。 それは多くの場合、お金に関係することです。 しかしながらお金に関係なく、最初から関係が悪かった人というのもあります。 それは、運命としか言えないような関係の人たちです。 そ…

漢字のこと

ここ数日、UNICODEを見るとがあったのですが、改めて思ったのは、中国文字の多さです。 どれだけの文字を発明してきたのか、中国人の徹底ぶりに感心いたします。 それに対して、ラテン文字系統のものは少ないです。 これは発想の仕方にもよりますが、多数の…

地域差を考える

私たちはつい、自分の価値基準で判断してしまいます。 これは致し方ないことでしょうが、他地区の方を鑑定いたします場合には、問題となります。 簡単な例ですと、海辺にある家の作りと、山間地区の家の作りとが違うようなものです。 まあ日本ならまだわかり…

やってもらうこと

私たちが拝見している鑑定によって、お客さんにお話をさせていただくわけですが、開運するのにやってもらうことがあることがあります。 この人は、〇〇すべきだとか、〇〇の考えにとらわれているので、発想を変えるべきだとか。 その中で一番難しいのは、考…

「気づき」の部屋

今更ですが、事務所の名前を沙門堂から沙門室に変更いたします。 沙門の連想から堂としましたが、どう見ても部屋そのものです。 また、関西の大きな寺院さんと似ていて失礼なこともあります。 今更ではありますが、更新のタイミングで変更いたします。 アド…

時間がかかる

鑑定をさせていただくときに、何度か来られた方で、それまでのお話を忠実に聞いていただいた方の鑑定は楽です。 それまで背負ってきたものが軽くなっていますので、方位を取るにしても、すっと取れます。 逆に初めての方を鑑定する場合には、気を使います。 …

何モノか

寝ているときに、この数年、十数年は怖い思いをしたことがありません。 昔はいわゆる金縛りとか、その他ありましたが、特に寝る前にお祈りするようになってからは、ほとんどなくなっていました。 しかし、この前、怖いおもいをしました。 普通の(!)ではな…

変わった一日

今日は午前中に、結構激しい雪が降っておりました。 積りはしませんでしたが、体感的には冬の感じでした。 その後に雨に変わりましたが、その雨も正午ごろにはやんでいます。 午後には太陽が出て、一体春分も過ぎたのに、どんな天気かと思っておりました。 …

誰でもできる開運法

この度、若井朝彦様より、水野南北に関する二冊目の御著書『江戸の少食思想に学ぶ 水野南北『修身録』解題』(小学館新書)をご恵贈いただきました。 前著同様、南北の『修身録』を深く解説されておられます。 食文化という言葉がありますように、人間は食を…

干支九星による日筮

干支九星で、この日に何が起きやすいかを説明することができます。 何座生まれよりも、ずっと確率は高くなるでしょう。 しかしながら、考えてみていただきたいのは、毎日そんなに激動の毎日を送っているわけではありません。 激しい日ならば、特徴的な星が出…

改めて考え直すこと

干支九星ならば、その盤を立ててお客様にお話申し上げる。 とても大切な基本中の基本ですが、今思っているのは、相手様への影響です。 お茶を飲んで話すように話しても、わかっているのかどうか。 頭でわかってくれたとして、どれだけのことをしてくれるのか…

心に入る場合

人の智慧を信じてはいます。 何とかしてこの苦境を乗り越えようとして、智慧をつかって努力されているのもわかります。 しかし、それが人間の智慧だけで解決できることと、できないことがあるのも事実です。 解決できない場合には、心の世界に入っていきます…

体調管理も必要

鑑定の場合には、鑑定する者の力がお客様に作用します。 それは、見える形であれ、見えない形であれそうであり、むしろ見えない方の影響が大きいものです。 話していることがわからなくても、後ろが理解していることもあり、口ではわかっていますと言っても…

数字の発想

九星でいう場合に、1白は水星なので水の1か6でとる、とします。 1白の1だから1とういのではありません。 たまたま1が重なっていますが、九星の数字をそのまま使用することは少ないです。 全くないかというとそうではありませんが、少ないです。 では…

ギリギリの質問

鑑定をさせていただいておりますときに、急な質問が来ることがあります。 急と言うと違いますね、思いもしない質問です。 しかしそれらにも、当然対応しなくてはなりません。 全くわからないことでしたら、わかりませんというようには心がけております。 当…

日常会話の中で

先生がご存命のときのことを思い出しますに、お客さんというだけではなくて、普通の方と話をされているときも、開運させられるように話されておられていたことでした。 鑑定となると、文字を書いたり、頭で考えたりするものですが、ほんの日常会話の中にもヒ…

天なるものとは

人事を尽くして天命を待つ、という言葉があります。 これはその通りであって、まず自分が人間としてできることを最大限すべきなのは当然です。 とはいえ、天命を待つだけではなくて、こちらから天命のお伺いを立てたくなることもあります。 果たして天の心は…

刀尋段々壊

観音経の一節に「刀尋段々壊」というくだりがあります。 観音様におすがりすれば、敵が刀で襲ってきても、刀が壊れてしまうという意味です。 一番有名なのは、日蓮上人が龍ノ口で首を切られそうになったときに、江の島の方から光がやって来て刀が壊れて首を…

破れは7つ目

物事が進んでいくのを説明するのに、いろいろな思想があります。 東洋的にいいますと、何事かが生じて、維持されて、変化して、亡んでいくという説が有力です。 他の説があったとしても、この説のバリエーションでしょう。 ではいつそうなるのか。 これこそ…

十二支を入れる鑑定

九星と十二支との関係は、うまく説明できません。 説明をしなくては、もしかして奥まで入れないのかもしれません。 が、実際の鑑定においては、両者とも利用できます。 昔の九星だけでの鑑定を見ますと、九星だけの相生相剋を見て判断していたようですし、暗…

日本のことを考え

日本のGNPが世界四位に下がったという記事がありました。 その原因もその意義もよくわかりませんが、日本がよくなってくれることを望むのは自然の心情です。 その点でも、方位術がもっと一般的になってもらいたいと思います。 星座はよくテレビなどでやって…

変わる本の価値

私たちは、先生たちから教えていただくこともありますが、書籍から学ぶことも多いです。 ですから、何よりも本を大切にします。 紙が貴重であった時代にはなおさらで、その大切にする書籍に祈りを込めた人たちもおられました。 本を持つ人が幸運になるように…

干支九星術の試験

易関係の先生が、教室で試験をされているというお話をお聞きしました。 望月先生の術のすべてを知るはずもなく、あくまで月恩会として干支九星の試験はどうなるか考えてみました(今日時点で)。 〇二合目まで ・お客さんの話を盤に落とし込んで、事象を取る…