干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

精神性の一端

 現在、先生から直接教えていただいた方は減っていると思います。
 ですからはっきりした形で教えを知れるのは、先生の本だけでしょう。
 あの、質と量と高さを伝承する人間はおりませんので。
 先生の御生前には、勉強会だけでなく、参拝旅行や滝行などにも連れていっていただきました。
 そういう行事を通じて、先生の宗教性などを実地で学んだものです。
  先生は易だけでなく、宗教者としても傑出していました。
 当然すべての先生の宗教性をすべて知るよしもありませんが、間違いなく信頼していたのが日月神示です。
 特に、二十四から三十一巻(下巻に相当する)は勧めておられました。
 先生の精神性、宗教性の一部分でもお知りになりたいならば、日月神示です。

危険な話とそうでない話

 よく先生はこの世界を「危険な仕事」と話されていました。
 それは私たちのではなくて、先生がなさる仕事だからこそ、そう表現されたことは理解できます。
 講義で話されておられますときも、危険な話をするときには、時々話を止められておられました。
 そういうお姿を拝見した自分も、最初講習会を始めますときに考えました。
 先生が危険な思いをされて話されたことを、自分がそのまま話していいのかどうか。
 一度話されたのだから、二度目の人にへ影響はでないのか。
 そこで易神にご神意をお尋ねしました。
 そうしましたら、自分で内容を確認したものなら問題がない、確認しなくて話をしたら咎めを受けるというものでした。
 今もそれは、厳格に守っています。

勉強は苦しい

 易にしても何にしても、勉強は苦しいものです。
 多くの人は、その技術を習得するのが苦しいと感じるのでしょう。
 またある人は、それを専門的に知る先生と出会うのが難しい、苦しいと感じるでしょう。
 また、科学的でない占いを信じることが苦しいと感じる人だっているかもしれません。
 ただ本当に苦しいのは、そういう点でしょうか。
 どうしてそうなるのか、がわからないのも苦しみです。
 誰も知らない答えを見出すのも苦しみです。
 その解決には、人生をどのように考え向き合うかという、その人の人生哲学が基盤となるはずです。
 そういった自分なりの人生観を持たずに、目先の技術だけを盗んだとて、応用がきかないのです。
 ですから、自分の人生哲学なりを学ぼうとしない人には、何も教えられません。

三合の強さ

 三合は、十二支でいう所のものです。
 三合になっている姿は、ちょうど鼎のように安定している姿です。
 ですから運が強いという見方をします。
 もちろん、他の要素も含めて見ますと、完全に運がいいとういわけではなく、二十代で他界される人もいます。
 とはいえ、三合はよい形としていいわけです。
 ではどうして三合がいいのか。
 安定してるというのもその理由ではありますが、干支九星といった場合には同じ説明でいいのかどうか、検討する必要があります。
 逆に凶とは何でしょうか。
 九星では相剋であり、十二支ですと、刑沖破害なのでしょう。
 その凶作用を、この三合は受けにくいものです。
 だからこそ、三合を吉とするのです。

いろいろ考えると

 今日は時の記念日です。
 時間は有効に使いたいものですが、はかどらない仕事もあります。
 この世界でその一番のものが、考える時間でしょう。
 物事を考える時間というのは、何か今までできていたものを、発展させるというのでしたら、それほどかかるものではないでしょう。
 ところが、全く新しく創造していく場合には、時間がかかるものです。
 考えては休み、考えては休みをしていると、結局元に戻っていたりします。
 その思考の蓄積の上に、ふと浮かぶこともあります。
 しかしそういうことは、既に先生がお考えになっていることで、新しいことではありません。
 ただその過程は、決して無駄ではありません。
 そして、絶えず自分を突き放してみています。

芽が出ていた

 種をまいてから眼が出るのには、時間がかかります。
 しかし、それほどかからずに結果を出している事例がありました。
 もうずいぶん前に、干支九星のことをまとまって、地元の少人数の人にお話したことがあります。
 二、三回聞いただけでは難しいだろうなとも思いましたが、何と自分で努力されて、お客さんの相談までを受けている方がおられました。
 それを知ったので、すぐに再度の復習をして精度を上げていただきました。
 うまく使えば、簡単な上に確率が高いので、これほど便利なものはありません。
 それをうまく利用されているので、感心してしまったのです。
 時間ではなくて、やる気が大切なのと、あとは人生経験、人生観でしょうか。

再実行の注意点

 開運していただくために、これをしてくださいというお話をして、うまくいくと、同じことを再度なさろうとする人がいます。
 しかしそれは、易者が判断してよいと思った場合にみにあてはまるのであって、すべての場合に通用するわけではありません。
 一度聞いているから、再度聞かなくていいというのも正しい判断ではありません。
  それこそ易神が動いておりません。
 特におまじない系統の場合には、細心に注意が必要です。
 下手をすると、その人の徳分をなくしてしまう可能性もあるからです。
 そういう場合には、強くお止めすることになります。
 高い所からみておかないと、お客さんだけでなく、こちらも不幸になります。