干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門堂(月恩会)参照のこと。

お客様に自分を見る

 鑑定をさせていただいていて、自分と同じような考えの人と会うことがあります。
 客観的にみて、それは間違った考えということがあります。
 自分でもあやふやでしたが、実際に自分で吉凶を判断するに、凶なのですから、ある意味で、自分の考えが訂正されて、一歩前に進みました。
 これは勉強会にも言えておりまして、自分の考えや星に近い考えを持つ人の意見を聞いて、それはおかしいと思い、自分の発想を変えることができます。
 なぜこいいうことが起きるのか、人生を修行と捉えるならば、修行できて進歩します。
 そういう意味で、意義あることだし、真剣に向き合っていることの証も一つと感謝しております。

欲望と道理

 人間の欲には際限がないといいます。
 そうだとしても、欲がないと生きていけません。
 ではどこまでが許される欲で、どこまでが許されないのか。
 突然大きな福が呼び込まれるような例外は別として、普通の場合ですと、人間の常識の範囲で許されるでしょう。
 人間世界で、それは求めすぎというようなことを望むのは、これは欲望というより強欲とか暴欲になります。
 事象でいえば5黄や8白となります。
 ということは、自分が呼び込む欲が、自分を不幸にする元になります。

親の運気を決める

 人間関係を作るときに、何が大切でしょうか。
 友情、愛情、いろいろなものがあります。
 では家族の中で誰に一番愛情を注ぎますか。
 配偶者かもしれません。親かもしれません。祖父母かもしれません。
 しかしおそらく、子供に一番注ぐ人が多いでしょう。
 一番大切に思う人の影響を、私たちは受けるのです。
 実は親の運気というのは、子供の影響を受けます。
 その影響は、配偶者によるものよりも大きいものです。
 その子供がたとえ小さくても、影響力は大きいものです。
 そのことを教えられて様々な方々を拝見しますと、事実が突きつけられることが多いです。

難しい同盤

 九星をなさる人ならば、必ず同盤に突き当たるはずです。
 例えば傾斜法などは、通常考えるならば、出しようがありません。
 それを先天の星を持ってきて、しかもその反対側の星で出すわけです。
 例えば、7赤年7赤月ならば、先天の巽を考え、その反対の乾を見ますと8白があります。
 ですから艮宮傾斜とみるようなものです。
 その他、方位の取る場合にも同盤は難しいです。
 それを考えないで方位を使いますと、大きな過ちを犯します。
 同盤の場合には、裏盤が大切です。

星という単語

 ついつい命を見て、星という言葉を使ってしまいます。
 本来星というのは、西洋占星術で使う言葉かもしれません。
 それを借用しているとも言えます。
 東洋にも、本来は実在しない星を想定して、星の名前を付ける占術もあります。
 実際に実在している星に仮託する場合もあるようです。
 ですが、干支九星の場合には、その人の誕生日を構成する干支九星を星と読んでしまいます。
 その辺は柔軟に考えてよろしいと思います。言葉より内容が大切ですので。

毎月開運方位があるという説

 九星だけで見ますと、毎月開運の方位があるという考えがあります。
 確かに年盤を、とりあえず無視して、近距離やら短期間の方位をとる場合には、可能かもしれません。
 がしかし、大切なのは、年月盤も無視できませんが、日盤です。
 日盤でどこの方位を使うかというのは、何より重要なことです。それに時盤を合わせます。
 当然年盤がいい方位であるに越したことはありません。
 しかしそれが全部そろって吉方位になるというと、なかなか探すことができません。
 なおかつ、九星だけで見ておりますと、干支で悪いことが多々あります。
 ですから私たちは、干支を最重要視し、九星をそれに合わせるというくらいの立場をとり、短距離短期間ならば日盤を重要視するという立場でよろしいと思います。

鑑定と勢い

 鑑定をさせていただくときに、じっくり考えてしまうことがあります。
 そういうときも、あっていいのでしょうが、本来はよくないことです。
 何といいますか、鑑定の勢いというものが必要です。
 答えがぱっと出て、そこに持っていく力というものかもしれません。
 お亡くなりになった先生には、何者をも寄せ付けない勢いがありました。
 これを説明しようと思ってもなかなか難しいです。
 そういう鑑定をするためには、平常より、どれだけの努力をされていたのかはわかりません。
 まだまだ未熟です。