干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

刀尋段々壊

観音経の一節に「刀尋段々壊」というくだりがあります。 観音様におすがりすれば、敵が刀で襲ってきても、刀が壊れてしまうという意味です。 一番有名なのは、日蓮上人が龍ノ口で首を切られそうになったときに、江の島の方から光がやって来て刀が壊れて首を…

破れは7つ目

物事が進んでいくのを説明するのに、いろいろな思想があります。 東洋的にいいますと、何事かが生じて、維持されて、変化して、亡んでいくという説が有力です。 他の説があったとしても、この説のバリエーションでしょう。 ではいつそうなるのか。 これこそ…

十二支を入れる鑑定

九星と十二支との関係は、うまく説明できません。 説明をしなくては、もしかして奥まで入れないのかもしれません。 が、実際の鑑定においては、両者とも利用できます。 昔の九星だけでの鑑定を見ますと、九星だけの相生相剋を見て判断していたようですし、暗…

日本のことを考え

日本のGNPが世界四位に下がったという記事がありました。 その原因もその意義もよくわかりませんが、日本がよくなってくれることを望むのは自然の心情です。 その点でも、方位術がもっと一般的になってもらいたいと思います。 星座はよくテレビなどでやって…

変わる本の価値

私たちは、先生たちから教えていただくこともありますが、書籍から学ぶことも多いです。 ですから、何よりも本を大切にします。 紙が貴重であった時代にはなおさらで、その大切にする書籍に祈りを込めた人たちもおられました。 本を持つ人が幸運になるように…

干支九星術の試験

易関係の先生が、教室で試験をされているというお話をお聞きしました。 望月先生の術のすべてを知るはずもなく、あくまで月恩会として干支九星の試験はどうなるか考えてみました(今日時点で)。 〇二合目まで ・お客さんの話を盤に落とし込んで、事象を取る…

時間がかかる勉強

最近の人は、と言い出したら年をとった証拠なのでしょうが、最近の人はなかなか待てません。 その最たる原因が、性能が向上したスマホなどのツールによって、私たちの生活の速度が変わったからだと思います。 押してすぐに答えが出てこないと、いらいらして…

聖人の日

2月14日は、ヴァレンタインというのが正しいかどうか不明ですが、聖人の命日だそうです。 それで、これもなぜか知りませんが、チョコが動く日になりました。 続けて2月15日は、釈迦が入滅された日とされています。 これも諸説あって確定しておりません…

気学は劣っているのか

干支九星と言っていますので、気学という名前は使用しておりませんが、九星の部分は気学と重なります。 しかししばしば、気学には問題があると指摘されています。 気学で使うといい時はいいのだが、よくない時は全くひどい結果になるという報告が来ています…

初免法の扱い

鑑定盤を作る場合、先生は主として中免法と奥免法を使用されておりました。 しかし初免法も、著書の中で言及されておられますし、決して無視してたわけではありません。 ただ、実際の鑑定では、ほとんど使用されていないのも事実です。 翻って初免法の帰結の…

相と本質

人間を表示するのに、人相や手相などの相があります。 これは外面に出てきている姿をみて、その人の性質やら運命などを見るものです。 では、その外面に出ている相を変えることによって、運命が変わるのでしょうか。 そういう方法があると聞いたこともありま…

三角にする

先生の本に、三合法について書いてあるものが多いです。 三合というのは、十二支における三合会局のことを意味しますが、方位を取る場合には、一方位45度の八方位の三合を使う事です。 これが基本的に大切であるからこそ、本のタイトルにもされたのでしょ…

180年の思考

干支と九星の組み合せの場合には、180年のリズムが見られます。 ということは今、180年前と同じようなことが起こっている、という結論になります。 しかし実際はそんなことは起こっていないとして、更にその長期のリズム感を入れる思想もあります。 と…

おもしろい世界

この世界は面白いものだと、つくづくと思います。 そもそも国家とか、どことかの公認とか資格を必要としませんし、試験もありません。 世間的にも珍しい業界です。 2,3冊本を読んだだけで、お客さんの鑑定をすることだってできます。 かと思えば、昔の易…