干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

位牌は一つだけである必要はない

 位牌は長男が相続する、という伝統を持っているご家庭は多いと思います。
 では次男さんより下の方々は、独立して家を出てしまったならば、平常はどのようにご供養するのでしょう。
 長男さんの家に行ったときだけ手を合わせる、ということになってしまいます。
 それで本当にいいのかどうか、考えてみる必要があります。
 亡くなった方の立場にしてみても、長男もかわいければ、次男以降もかわいいのではないでしょうか。
 ということは、次男以降の方もお位牌をもち、御仏壇でご供養して、毎日手を合わせられるのが、先祖様への感謝になるのではないでしょうか。
 お位牌は一つしか作ってはいけない、というのはおかしな風習であると思います。
 場所によっては、葬儀に参列した方すべてに、戒名を印刷しておわけする地方もあるくらいですので。