干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

四柱推命の意義

私たちの使っている干支九星にも、性格判断はないではないですが、四柱推命はよく性格判断をされます。 性格を知って何になるのか、という思いがないではないですが、もし自分の運命の発生源を深くたどるならば、知っていて悪くはないです。 運を変える一つ…

なぜ九種類か

九星は、文字通り九種類のものです。 この九星には、世界中のすべてのものが含まれているといいます。 しかしすべてを九種類で説明するのは、容易ではありません。 そこで、どれか少しでも重なれば、その九星のものとして判断します。 そうして考えていくと…

古人の勉強量

この世界では、専門分野に長けていれば、それはそれで評価されます。 しかし昔のプロたちは、自分の専門分野以外でも優れたものを残されておりました。 それだけ、しっかりと勉強していたということなのでしょう。 漢籍の素養は言うまでもなく、基礎文献はし…

凶方位を使ったならば

過去に悪い方位を使ったということがわかった場合には、すぐに対処することです。 できれば、早目に吉方位へ引っ越しをすることです。 なかなか吉方位がないとしても、少しでもよい方位を取るべきです。 悪い方位の影響が出ないうち、ということです。 最大…

間接的な質問

お話をお聞きするときに、多少困ることがあります。 それは、ご自分のことではなくて、第三者についての質問です。 別に勝手に、興味本位でお聞きするというのではなくて、真剣に聞いてきてほしいと依頼されて来られることもあります。 にしても、間接的に質…

宿命論ではない

干支九星の特徴の、大きな一つが宿命論ではないことです。 四柱とか紫微斗数のような宿命論は、それはそれで尊重いたしますが、使用することはありません。 宿命論を離れて、希望が持てるような方向に導くものです。 では、同じように開運をうたっている気学…

占いから離れない

専門で易占をしている人は別ですが、そうでなく平常の生活をしながら占いの勉強をしている人は、努力が必要です。 ご自分の生活の中に、占いを持ち込むというのは、相当な苦労だと思います。 といいますのは、この勉強は決して楽ではないからです。 しかも基…

変わる判断もある

基本的には干支九星にしても、昔から判断が変わるわけはありません。 しかし、時代ととも変わらなくてはならない判断もあります。 それは、人の気持ちとか、世情とかがかかわるものです。 あるいは世間に共通な概念とか、風潮とかもあるでしょう。 昔、墓を…

必ず盤を立てる

私たちは、干支九星などを使用して、人様に向かいます。 それは徹底的にすべき事柄です。 といいますのは、達人は最初のころは易などを使用しつつも、後になると使用をやめてしまうことがあるのです。 本当の達人でしたら、それも可能でしょう。 しかし普通…

法の下では平等だが

近代の法体系におきましては、人間は法の下には平等であります。 しかし、運命として考える場合、決して平等ではありません。 親も違えば、環境も違うし、なによりもって生まれた星が違います。 それに、平等思想を入れ込むのは不可能です。 その不平等に気…

運命は何が決めるのか

運命というか、人の人生行路は大筋で決まっています。 そう言っていいような気がします。 ではその運命は、何が決めるのでしょうか。 私たちは、その計算方法を知っていますので、その根拠である誕生日が決めると考えてしまいがちです。 しかしながら、誕生…

月食を見て

今日は、月食がありました。 欠け始めが早い時間帯でしたので、途中からしかみられませんでしたが、見事に地球の影を写して、えぐられた形になっておりました。 そして時間の経過とともに、元に戻っていき、今では完全な丸になりました。 日食でも月食でも、…

家相の本が少ない

昔は方位か家相か、というくらい家相の本がありましたが、最近は減っています。 どちらかというと、風水という名前の本を見かけます。 確かに昔のように一戸建ての家であれば、家相をどうのこうのという話はできましたが、現在のようなマンションが多い環境…

出会いも運

人間が生きていくときに、一番面白いのは人との出会いです。 長く生きていれば出会いも多くなるとはいいますが、幅を持たないと多くはなりません。 その点、人様のお話を聞く仕事をしておりますと、ありがたいことに縁が広がります。 もちろん、ほとんどがご…

世の中を九種類に分ける

九星というのは、面白いものです。 世の中にあるものを、九種類にわけてしまうのです。 ただ考えてみれば、陰陽説でいけば、世の中を二種類に分けていますし、五行説でいけば、世の中を五種類に分けています。 そう考えると、九種類に分けるのはおかしいこと…

乾燥の時期

この時期、肌が荒れて乾燥の時期になって参ります。 女性だけでなく、男性も困る人が多いでしょう。 この肌というのは、五行ではどうなのか、という話になります。 五行思想は、何でも五つに分類してしまうという技がありますが、検証できないものもあります…

無言で示されること

望月先生の多数の本を拝読いたしますと、実に様々なことが書いてあります。 分野というか、易占的なことから始まって、漢字のこと、神社のお参りのこと、星と運命のこと、様々なことが書かれております。 そのすべてを理解できれば一番いいのでしょうが、そ…

危険な状況

この占いの世界は、特殊な世界です。 国家試験もありませんし、値段の決まりもありません。 そのために、世間の常識とは違った独自の価値観があります。 その状況を説明する人は少ないですが、何となく決まりがあるものです。 特に天と呼ぶのか、神と呼ぶの…

幸不幸は性格に関係する

人間が不幸になるのは、外的な要因が大きいです。 天災などを含めた、自然災害や、事故や、事件や、様々な要因があります。 その中で、その星によって不幸の種類は違いますが、その星は、その人の心持と深く関係があるようです。 性格と言い換えてもいいのか…

隠すとわからない

易者であるから、何でもわかるだろうというのは違います。 何となくここがおかしいな、というのはありますが、詳しくはわかりません。 そういう点で、質問した場合には、素直に答えていただきたいのです。 そうしませんと、正しい答えが出にくくなります。 …

家相のタブーの実例

知人から聞いた話です。 織田信長の築いた安土城の跡地があるそうなのですが、その石段の話です。 巨大なお城のその石段に、石仏がそこかしこに使われていたそうです。 信仰の対象物を、そのように利用していたといことです。 信長は、ご神仏の上に自分を置…

どのように伝えたら

干支九星は実践の占術です。 ですから、必ず実例が伴います。 実際に動かしてみて、ああこのように判断するのか、というように、文字通り真似をして学んで参ります。 何の占術でもそうですが、それを実際の場で思い出すかどうかということが大切です。 こん…

今月は5黄の月です。 5黄といいますのは、九星の中でも特別な星で、腐敗、暴力、ガン、など悪い意味を持つ場合が多いです。 その月となりましたので、問題が起きやすい時期ではありますが、もう一つの意味があります。 それは来年の星、すなわち壬寅の5黄…

十二支の五行

十二支を見ておりますと、いろいろな形が見えます。 三合の会局が大きく見える形ですが、それでも四つの局しかありません。 支合にしても、よく言われることですが、合になっていても、五行が剋の場合もあります。 結局は合うのですが、剋の状態にあるという…

自分を占う

干支九星を使って、自分のことはわかるのか、という疑問があります。 当然、干支九星でしたならば、どなたのことでも外すことは少ないでしょう。 ところが、自分のことになりますと、欲が入りますので、よいように解釈しがちです。 この事象は何だろう、と考…

ずれ過ぎている

今日、電気屋さんに買い物に行きました。 そうしましたら、もうクリスマス仕様です。 華やかなツリーがある上に、ジングルベルが大音量で流れています。 もちろん商売ですから、早目に購買意欲を高めてもらおうというのはわかります。 でも少し早すぎ、ずれ…

開運の一つの考え方

開運という言葉は難しいです。 多くの場合には、自分の欲望が叶うような状態になることを開運というでしょう。 正当な欲望であれば、それはまさしく開運であると思います。 そうではありますが、人間には、必ず浮き沈みがあります。 その浮き沈みの、沈みの…

人を動かすこと

何事かを人に依頼するときに、下手に出てお願いします、とういことはよくあります。 あるいはお金をあげて、これでやってくださいということもあります。 しかし鑑定に来られるお客さんは、こちらがお金をいただく方です。 その人に、いろいろなことをやって…

災いを受ける

人様の鑑定をさせていただいておりますと、いろいろな災いを受けることがあります。 これは致し方のないことで、そうしなとその人がよくならないことがあります。 災いを取ってなくしてもらいますと、その人がよくなります。 災いをうけない占い師というのが…

占いへの誤解

占いをしている人たちを、誤解している人がいます。 基本的に、占いというのは、吉凶を判断するものです。 この道は凶ですよ、吉ですよというだけです。 まずそれを受け入れられない人がいます。 この道は吉に違いない、それをなぜ凶というのか、と反論して…