干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門堂(月恩会)参照のこと。

改めて考え直すこと

干支九星ならば、その盤を立ててお客様にお話申し上げる。 とても大切な基本中の基本ですが、今思っているのは、相手様への影響です。 お茶を飲んで話すように話しても、わかっているのかどうか。 頭でわかってくれたとして、どれだけのことをしてくれるのか…

心に入る場合

人の智慧を信じてはいます。 何とかしてこの苦境を乗り越えようとして、智慧をつかって努力されているのもわかります。 しかし、それが人間の智慧だけで解決できることと、できないことがあるのも事実です。 解決できない場合には、心の世界に入っていきます…

体調管理も必要

鑑定の場合には、鑑定する者の力がお客様に作用します。 それは、見える形であれ、見えない形であれそうであり、むしろ見えない方の影響が大きいものです。 話していることがわからなくても、後ろが理解していることもあり、口ではわかっていますと言っても…

数字の発想

九星でいう場合に、1白は水星なので水の1か6でとる、とします。 1白の1だから1とういのではありません。 たまたま1が重なっていますが、九星の数字をそのまま使用することは少ないです。 全くないかというとそうではありませんが、少ないです。 では…

ギリギリの質問

鑑定をさせていただいておりますときに、急な質問が来ることがあります。 急と言うと違いますね、思いもしない質問です。 しかしそれらにも、当然対応しなくてはなりません。 全くわからないことでしたら、わかりませんというようには心がけております。 当…

日常会話の中で

先生がご存命のときのことを思い出しますに、お客さんというだけではなくて、普通の方と話をされているときも、開運させられるように話されておられていたことでした。 鑑定となると、文字を書いたり、頭で考えたりするものですが、ほんの日常会話の中にもヒ…

天なるものとは

人事を尽くして天命を待つ、という言葉があります。 これはその通りであって、まず自分が人間としてできることを最大限すべきなのは当然です。 とはいえ、天命を待つだけではなくて、こちらから天命のお伺いを立てたくなることもあります。 果たして天の心は…

刀尋段々壊

観音経の一節に「刀尋段々壊」というくだりがあります。 観音様におすがりすれば、敵が刀で襲ってきても、刀が壊れてしまうという意味です。 一番有名なのは、日蓮上人が龍ノ口で首を切られそうになったときに、江の島の方から光がやって来て刀が壊れて首を…

破れは7つ目

物事が進んでいくのを説明するのに、いろいろな思想があります。 東洋的にいいますと、何事かが生じて、維持されて、変化して、亡んでいくという説が有力です。 他の説があったとしても、この説のバリエーションでしょう。 ではいつそうなるのか。 これこそ…

十二支を入れる鑑定

九星と十二支との関係は、うまく説明できません。 説明をしなくては、もしかして奥まで入れないのかもしれません。 が、実際の鑑定においては、両者とも利用できます。 昔の九星だけでの鑑定を見ますと、九星だけの相生相剋を見て判断していたようですし、暗…

日本のことを考え

日本のGNPが世界四位に下がったという記事がありました。 その原因もその意義もよくわかりませんが、日本がよくなってくれることを望むのは自然の心情です。 その点でも、方位術がもっと一般的になってもらいたいと思います。 星座はよくテレビなどでやって…

変わる本の価値

私たちは、先生たちから教えていただくこともありますが、書籍から学ぶことも多いです。 ですから、何よりも本を大切にします。 紙が貴重であった時代にはなおさらで、その大切にする書籍に祈りを込めた人たちもおられました。 本を持つ人が幸運になるように…

干支九星術の試験

易関係の先生が、教室で試験をされているというお話をお聞きしました。 望月先生の術のすべてを知るはずもなく、あくまで月恩会として干支九星の試験はどうなるか考えてみました(今日時点で)。 〇二合目まで ・お客さんの話を盤に落とし込んで、事象を取る…

時間がかかる勉強

最近の人は、と言い出したら年をとった証拠なのでしょうが、最近の人はなかなか待てません。 その最たる原因が、性能が向上したスマホなどのツールによって、私たちの生活の速度が変わったからだと思います。 押してすぐに答えが出てこないと、いらいらして…

聖人の日

2月14日は、ヴァレンタインというのが正しいかどうか不明ですが、聖人の命日だそうです。 それで、これもなぜか知りませんが、チョコが動く日になりました。 続けて2月15日は、釈迦が入滅された日とされています。 これも諸説あって確定しておりません…

気学は劣っているのか

干支九星と言っていますので、気学という名前は使用しておりませんが、九星の部分は気学と重なります。 しかししばしば、気学には問題があると指摘されています。 気学で使うといい時はいいのだが、よくない時は全くひどい結果になるという報告が来ています…

初免法の扱い

鑑定盤を作る場合、先生は主として中免法と奥免法を使用されておりました。 しかし初免法も、著書の中で言及されておられますし、決して無視してたわけではありません。 ただ、実際の鑑定では、ほとんど使用されていないのも事実です。 翻って初免法の帰結の…

相と本質

人間を表示するのに、人相や手相などの相があります。 これは外面に出てきている姿をみて、その人の性質やら運命などを見るものです。 では、その外面に出ている相を変えることによって、運命が変わるのでしょうか。 そういう方法があると聞いたこともありま…

三角にする

先生の本に、三合法について書いてあるものが多いです。 三合というのは、十二支における三合会局のことを意味しますが、方位を取る場合には、一方位45度の八方位の三合を使う事です。 これが基本的に大切であるからこそ、本のタイトルにもされたのでしょ…

180年の思考

干支と九星の組み合せの場合には、180年のリズムが見られます。 ということは今、180年前と同じようなことが起こっている、という結論になります。 しかし実際はそんなことは起こっていないとして、更にその長期のリズム感を入れる思想もあります。 と…

おもしろい世界

この世界は面白いものだと、つくづくと思います。 そもそも国家とか、どことかの公認とか資格を必要としませんし、試験もありません。 世間的にも珍しい業界です。 2,3冊本を読んだだけで、お客さんの鑑定をすることだってできます。 かと思えば、昔の易…

気を取るとは

幼稚園の先生は、いつまでたっても若く見えるという話があります。 それは若い、というより幼子を相手にしているからである、ということです。 ですから、本当に最初のお砂取りは幼稚園の砂場の土と言われていたものです。 まあ、今では絶対に無理なことです…

新しいアプローチ

人間は安心したい動物なのでしょう。 何か一つをやり遂げると、もうこのままでいいと思ってしまいがちです。 特に年齢を重ねて参りますと、脳の活動が落ちるためでしょうか、なかなか新しいことを受け入れようという気になれません。 この年齢になって、全く…

易を必須とした方が

干支を含めても実際はそうなのですが、九星を使う場合には、易を勉強しておくと役に立ちます。 役に立つというより、本当は必須なものとしてもよろしいでしょう。 それは九星盤から易を立てるという意味あいもありますが、むしろ九星の事象の考えかたを学ぶ…

立場をわきまえる

どんな易占にしても霊術にしても、最初に発見されたり神授された方はすごい人だと思います。 かつ、それを次の人に伝えたり書き残したりすのは、更にご苦労あることだと思われます。 それを公表されるのをいやがるモノが、邪魔するからです。 おそらく干支九…

気づきのパターン

親子にしても夫婦にしても、深い関係をもった人間同士で、この世の勉強をさせられることがあります。 その場合に、全く合わない星なので距離を置くことによって、相手からの影響を避けられながら学ぶパターンもあります。 他方、同じような星であって、一緒…

話を間違う

普通の話をしている場合と、開運の話をしている場合には違いがあります。 これは先生の本を見てもわかります。 先生の本では、ある場合にはAと書いていあり、ある場合には逆にBと書いてあることがあります。 一体それはどちらなのか、聞ける場合もありますが…

最終的には

右に行くか左に行くか、ということを悩んでこられる方もたくさんおられます。 しかしもっとシリアスに、根本的に運を変えたいという人もおられます。 こちらの方が、より気を使いますし、時間もかかります。 で結局の目標は、その人の運を変えることなのです…

ふとしたこと

もっとも簡単はことが解明できていないがために、すごい遠回りをすることがあります。 例えば九星の傾斜法でいえば、最初にこの傾斜法を見つける前までは、生年月の九星を二並べて、どう解釈したらいいか、先人は相当悩んだのだと思います。 それがふと、年…

大切な鑑定盤

何をおいても鑑定盤ば大切です。 その時のお客さんの様子だけでなく、過去どうであったかもそうですし、将来のことも暗示しています。 また、お客さんが一つの話題について、何回も聞いてくることがあります。 とすると、二回目以降の盤はどうなるのか、一番…