干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

2020-01-01から1年間の記事一覧

毎月開運方位があるという説

九星だけで見ますと、毎月開運の方位があるという考えがあります。 確かに年盤を、とりあえず無視して、近距離やら短期間の方位をとる場合には、可能かもしれません。 がしかし、大切なのは、年月盤も無視できませんが、日盤です。 日盤でどこの方位を使うか…

鑑定と勢い

鑑定をさせていただくときに、じっくり考えてしまうことがあります。 そういうときも、あっていいのでしょうが、本来はよくないことです。 何といいますか、鑑定の勢いというものが必要です。 答えがぱっと出て、そこに持っていく力というものかもしれません…

干支九星をインド人の視点から

干支九星は、中国の五行思想が元ですが、どうしても不足を感じてしまいます。 たとえば、インド的な視点から考えるとどうなのか。 インドではそもそも四行思想が強く、のちに五行思想になりました。 これがお墓の塔婆に書いてある文字になります。 というこ…

宇宙に飛び出す

地球は丸いといっても、子供はなかなか理解できません。 学校で教わったり、実際に水平線を見て知るものです。 ロケットから地球を見た写真を見て、初めて理解できます。 子供時代においては、それが嘘に聞こえるのです。あるいはまったく頭に入ってきません…

天気占い

天気をどのように占いのか、通常言われておりますのは、易ですと天気占いというのがあるといいます。 では干支九星ではどうなのでしょうか。 干支というよりも、九星のみで判断される方おおられるようです。 例えば、今年は7赤の年ですので9紫が暗剣になり…

比較できないかもしれませんが

そもそも比較するのは無理かもしれませんが、干支九星と科学は似ています。 リンゴを上から持って手を離せば、地面に落ちます。これは誰もが経験することです。 でもそこに、引力というものを見出した科学者がいたわけです。 同じように、鑑定盤は、ある意味…

十二支を考えるとき

干支九星の九星を考えるとき必要なのは、生と剋です。 天干はおいておいて、十二支を考えるときに必要なのは、四柱推命で使う表です。 刑や沖などの表が必ずありますが、あれを使います。 何だやはり干支九星は気学と四柱を足して二で割ったものではないか、…

新しい内閣

9月16日ですか、菅総理を中心とした新しい内閣が誕生いたしました。 そもそも99代目の総理なのだそうです。 そして新月の1日前にできました。 かつ、壬戌の日でした。 一体何のお役目なのでしょうか。 99ですから、極まりでありますし、状況から見ま…

九星と四柱を足したもの

九星、いわゆる気学をなさっている方に言われました。 干支九星というのは、気学に四柱推命を入れたものなのですか、と。 確かに表面的に見れば、九星に干支を振りますので、そのように見えるかもしれません。 また、理論としても、多少なりとも四柱と共通し…

繰り返す縁

私たちは、多くの人との縁をいただきます。 その縁を、普通の人は感覚とか、何とかで判断するでしょうが、私たちは干支九星でもって知ることができます。 そうしますと、新しい縁ももちろんありますが、昔何かの縁があった人と同じような人との縁が、再びつ…

実例が答えを出す

頭の中で考えても、どうしようもありません。 基礎勉強は必要ですが、そこに何を加えるか。 そして、往々にして、理論は実際鑑定から外れていくことが多いのです。 何が大切かというと、実占なのです。 どこに答えがあるのか、どのように導き出したのか。 あ…

トラウマは誰のせいか

人は誕生したあとで、様々な経験をします。 その過程で、幼い時期に衝撃的な、あるいはそこまでひどくなくても強烈な経験をしますと、心の傷、トラウマになるといいます。 そのトラウマが結局はその人の、その後の人生を支配することがよくあります。 とする…

他人様の鑑定

ご自分のことでなく、他人様のことを鑑定してほしいという場合があります。 有名人とかであれば仕方ありませんが、その人の知らない場合や、興味本位の場合はお断りです。 本当に困っているというのが、鑑定の条件です。 それでも鑑定盤には事実が表示されま…

西洋占星術との大きな違い

干支九星を含めて、東洋の占術は、西洋のものとは相当に違います。 その違いはたくさんありますが、まず情報が公開されにくいという状況です。 西洋の占星術の場合には、数千年のもわたって、チャートが残されているそうです。 そうしますと、誰の眼にも明ら…

干支九星の思想と技術の比重

干支九星でもそうですが、つい技術の習得ばかりを第一と考えてしまいがちです。 もちろんそれは大切なことであり、当然身に着けるべきものです。 ところが、ある程度まで行くと応用が必要になりますが、その時に思想というか考え方の基礎がしっかりしていま…

中園ミホさん

今日電車に乗っていますと、向いに座っていた中年の女性が、見たことある本を読まれていました。『占いで強運をつかむ』(中園ミホ)です。 以前に買って読んだこともあり、改めて本を開きました。 そもそも中園ミホさんというのは、有名な脚本家ですが、そ…

コロナの時代に思うこと

最近ではずいぶん緩和されましたが、外出の規制や、マスクの着用など、いろいろな足かせが残っています。 今年、どうしてコロナが起きて、リモートやらステイホームのことが起きたのかを考えてみました。 といいますのは、私たちは家にいることによって何を…

今月の運

令和2年9月は、先月の三合の月からは全般的に落ち着いた運になります。 総理が変わることもあって、民衆が政治に関心を持ちます。 さらに、継承されていくことがらも多く、ひっそりと、口から口へと伝わることもあるでしょう。 こういう時期には、エゴを出…

独立した心を

鑑定をさせていただいていて、相手の話に飲まれることがあります。 本来の答えではなくて、相手様に有利な話として解釈してしまうことです。 この時には、間違います。 相手に有利に判断するというのは、相手にプラスとは必ずしもなるとはいえないのです。 …

星座による毎日の運気

ちらっとテレビを見ていましたら、昔からやっているのですが、〇〇座の人は今日は運勢というのを放送していました。 昔も確か、西洋占星術による星座だったように思いますが、変わっていません。 しかしすべて見たわけではありませんが、九星による毎日の運…

叱ってくれる

易占だけではなく、どの分野でよい先生とは叱ってくれる先生です。 そういう先生はなかなかいません。 どうしてかというと、性格のゆがみやら、判断の癖やら、叱ってもらわないとわからないからです。 客に向かったときに、どういう心持が必要なのか、どう語…

同会と被同会

九星でいうところの、同会と被同会とうい考え方は、非常に深いものがあります。 片方は、自分が乗る方であり、片方は自分が乗られる方です。 どちらも他者との関係を考える場合に、避けることができません。 年月盤を考えた場合には、自分の星を年から月へ、…

雲や太陽を見る

九月に入ってもまだ暑い日々が続きますが、つい空を見上げてしまいます。 そこにあるのは空ですが、一番わかりますい変化は雲です。 雲を見ておりますと、何かしらか教えてくれているように思えます。 その雲の変化は現在、干支九星で計算できる範疇を超えて…

宿命ということ

人間には避けられない運命というのがあるようです。 様々な状況が、そちらに向けて動いています。 何とかして逃れようとしても、いろいろなできない条件を付けて、妨害をします。 それに対して、運命は変えられます。 これを乗り切るときに、感謝が生まれま…

次期総理の鑑定

安倍首相が退陣表明をされたのが、令和2年8月28日午後5時でした。 庚子7年 甲申2月 癸卯6日 辛酉9時 現在出馬予定とされるとりあえず3名は 石破茂さん(S32,2,4)丁酉7年 壬寅8月 丁未8日 岸田文雄さん(S32,7,29) 丁酉7年 丁未3月 壬寅7日…

うれしいこととは

干支九星だけではないと思いますが、人様を拝見していて、うれしいことがあります。 それは、開運の報告をいただいたときです。 お話の通りにやって、開運した、よくなった、というお話ほどうれしいものはありません。 ある意味、そのためだけに易者をしてい…

安倍首相の退陣表明

安倍首相が退陣される、と公表されました。 政治的な理念や実績は別として、突然のこととて驚いています。 その退陣の理由が、病気が再発したということでした。 これならば、ご自分のこととはいえ、ある意味いたし方のないことです。 決断はご自分だったの…

電話先の方位

電話をかけるときに、相手方の方位がこちらからどうかを考える人がいます。 これは必要ないと考えます。 相手の住所の方位に、悪い星があるときには電話をかけないという決まりを作っているのです。 それより、相手の星と自分の星の関係がどうなのかを見た方…

癖が残る

いろいろな先生を経由して、当方においでになられる方が多いですが、少し気になることがあります。 それは、前の先生の持っていた癖が残っていることです。 正確にいうと、最初についた先生の癖が残っています。 最初に九星の吉凶をみて、そこからなかなか抜…

発想の問題なのか

算命にしても四柱にしても、最初に見出した人というのは、どういう発想をしていたのかと想像してしまいます。 どういう発想をすれば、そういう計算になるのか。 どのような実例を積み重ねて、法則を作っていったのか。 想像していると、天才とうい文字がふと…