干支九星を含めて、東洋の占術は、西洋のものとは相当に違います。
その違いはたくさんありますが、まず情報が公開されにくいという状況です。
西洋の占星術の場合には、数千年のもわたって、チャートが残されているそうです。
そうしますと、誰の眼にも明らかな事柄も多く、それこそ多くの人の批判にさらされて進歩してきています。
それに反して、東洋の方は、たとえば自分の得卦や、鑑定時間、鑑定内容をすべてさらすことはほとんどありません。
特に失敗した事例を出すことは、ーー講義では述べておりますがーー自分の含めて少ないでしょう。
それに、東洋の場合には物事の本質に迫りすぎる部分も多く、天機という考え方がどこかにあるのも原因の一つだと思われます。