干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

癖が残る

 いろいろな先生を経由して、当方においでになられる方が多いですが、少し気になることがあります。
 それは、前の先生の持っていた癖が残っていることです。
 正確にいうと、最初についた先生の癖が残っています。
 最初に九星の吉凶をみて、そこからなかなか抜け出せない人、かたくなに30度60度説を、心のどこかで信じている人、吉方位のみを信じている人、など様々です。
 それらを一度、はずしてみていただきたいのです。
 日本人は真面目ですから、教科書のように教えられると、そこに近づこうとします。
 それは、ある意味正しくて、ある意味、全くの間違いです。
 すべてを疑い、そしてなるべく実例から説き起こし、真理を求めていくという立場を、少しでも歩みたいと、自分も含めて改めて思っています。