干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

毎月開運方位があるという説

 九星だけで見ますと、毎月開運の方位があるという考えがあります。
 確かに年盤を、とりあえず無視して、近距離やら短期間の方位をとる場合には、可能かもしれません。
 がしかし、大切なのは、年月盤も無視できませんが、日盤です。
 日盤でどこの方位を使うかというのは、何より重要なことです。それに時盤を合わせます。
 当然年盤がいい方位であるに越したことはありません。
 しかしそれが全部そろって吉方位になるというと、なかなか探すことができません。
 なおかつ、九星だけで見ておりますと、干支で悪いことが多々あります。
 ですから私たちは、干支を最重要視し、九星をそれに合わせるというくらいの立場をとり、短距離短期間ならば日盤を重要視するという立場でよろしいと思います。