干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

簡単にはいかない

 鑑定にしても、暦にしても、たまにイレギュラーなことが起こります。
 計算通りにしても、どうも違うようになることがあります。
 そもそも計算とは、この広い大自然を、人間様が何とかして解明しようとした、一見無駄な努力の結果です。
 そこに狂いが出てくるのは、致し方ないのかもしれません。
 しかしその隙間を、何とかして埋めようとして努力してきたわけです。
 大きな枠を埋め、次に小さな箇所を訂正してやってきました。
 時には、大きな枠そのものを定義しなおして、イレギュラーな部分を減らしてきたわけです。
 おそらくこういう努力は、干支九星だけには限らないでしょう。
 同じように、人間も複雑です。
 簡単に人間の星を計算することなど、おこがましいのです。