干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

昔からある方位思想

日本には方位の考え方が、中国思想を受け入れた当初から入って参りました。 しかし、現在多くの人が使用している方位の考え方は、昔あったものとは同じではないようです。 この方位思想は、ある時代から宗教家も採用するところとなりました。 その結果、宗教…

志村けんさん

志村けんさんが、新型コロナウイルスが原因でお亡くなりになったそうです。 大きな驚きと同時に、未知のウイルスへの憤りを抱きます。 何か躓きそうになったときや、複雑なことが起きて思考が止まりそうになったときなど、彼の芸をみて、ずいぶんと心和みま…

鑑定や命で思いつくこと

ぼーっとる時間も大切です。 鑑定や命の見方で不思議に思っていることがある場合、盤を見ていると、ふとこれでいいのではないか、というものを発見します。 たとえそれで答えが出ない場合でも、思考を続けたという非常に重要な過程を踏んだことになります。 …

外出を控えるの考え方

吉凶は動から生じるものですから、この学問は、動きが中心の一つです。 逆に考えれば、動かない場合には、吉凶は出ません。 むしろそこには、外の動きを傍観して災いであるウイルスが消えるのを待つという、九星とは違う考え方がるのを知ります。 外出を控え…

本人には一部分でも

お客さんは、このことが聞きたい、といっておいでになる場合がほとんどです。 これは心情としては、当然理解できることですが、ではただ単に、それにこたえるだけでいいかというと、そうではありません。 いわゆる、占い師に求めることがそういうことだから…

山地剥の不変

甘かった実例を一つ。 去年の冬至に、令和二年の日本の年筮を中筮で立てて、山地剥の不変卦を得ました。 そもそも大艮の卦ですので、オリンピックの後、大きなブレーキがかかるものと判断いたしました。 というのは、オリンピックが止まるというようなことは…

体と用で見る事象

事象というのは九星にすると、いろいろあります。 わかりやすく理解するのに、体と用の関係からみるとよろしいです。 体はそれの本質であり、用はそれの働きです。 例えば、コロナ・ウイルスにしましょうか。 体からみますと、これは目に見えないものですの…

ソウルメイトの星

ソウルメイトという言葉を聞いたのは、何年前のことだったでしょうか。 魂のつながりの深い、人間のことをさすようです。 それは、前世という観念を入れないと説明できなことが多く、証明できないものですから、あるのかないのかわからないことではあります…

この時期に生き抜く

コロナ・ウイルスの話題ばかりがにぎわせている中、経済活動が停滞しているという話が出ています。 この時期にこそ、私たちが今までしてきたことを使って生き抜くべきであろうと思います。 春分の日を過ぎて、三月節の気が深くなってまいりましたので、よく…

九星によるトラウマの見方

九星で性格を見る方法に、傾斜宮があります。 大変に有効な見方で、これだけで鑑定できてしまう部分も多くあります。 ただ、どうしてそういう性格になったのか、まで説明はしてくれません。 誕生してから性格ができるまでは、そう長い時間ではありません。 …

人口に比して増える数

東京に人口が集中していますので、東京に行くと人が多いのに圧倒されます。 この中にどれだけの優れた、あるいは突出した人がいるのかと想像もしたくなります。 易の世界も同じことで、やはり人口の多い都会にいくと、多くの占いの看板を見かけます。 しかし…

練習はどこででも

干支九星などの練習をするのに、実例がないということはありません。 何でも、日常の中で探すことができます。 もちろん、干支九星だけでなく、易の勉強もできます。 ニュースには日常事欠きませんので、材料はたくさんあります。 あるいは大相撲などは、い…

易を使った反省とは

たとえば仏教などには、懺悔法があり、自分の行ってきた行為を反省するという方法があります。 では易においては、反省ということはないのか。 反省というと大げさになるかもしれませんが、自分の短所を変えていくということです。 そうしますと、例えば6白…

鑑定もご縁、勉強もご縁

神は人間に、その人が越えられない試練は与えない、といいいます。 実は鑑定も同じことで、不思議に自分の力にあうか、少し上のお客さんが来ます。 何とかそれを超えていくのを繰り返して成長していくのか、と感じています。 こちらが選んでいるわけではあり…

同棲はどうとらえればいいのか

戸籍を入れ化ければ、現代社会においては結婚とは認められません。 です ですから、籍を入れていないということから、自分は未婚ですと主張する人がほとんどです。 しかしながら、古代の中国のおいては、同棲をしているっという段階で、未婚とはみなされませ…

原則が多いけれど

干支九星の元になるところの、『郭氏元経』でも81章あります。 その中には、数字を合わせるために、ずいぶん無理な話もあり、どれを取ってどれを捨てるかというのが重要になります。 いわば原理原則が多すぎるということになります。 著者である郭璞が、ど…

易者の信頼性

今日お聞きして驚きました。 鑑定実績が2百人の易者と、2千人の易者を比べたら、2千人の易者の方が信用あると考える人が多いということです。 今までに鑑定したお客さんの数が多いならば、信頼できるという発想がわからなくはありません しかし仮に一人に1…

45度を考慮して

八方位を取る場合に、いわゆる30度60度説と45度説があります。 30度60度というのは、360度を、十二支の十二でわって、一支がある東西南北の四正を30度、その他二支のある四隅を60度とするものです。 それに対して、360度を八方位の八で…

現代中国の易

現代といっても、ずいぶん前のことになります。 中国では文化大革命がおこったあと、易なども弾圧され、孔明の史跡なども壊されたといわれています。 その中国で、易の本が復刻され始めたのは、二十年以上も前のことでしょうか。 中国の書店に行くと、最近で…

方位を信じて信じず

方位の作用は確かにあります。 それは大切なことではありますが、狂信になってはいけません。 あまりにも細かく考えすぎることによって、他の方位を使えなくなってしいまいます。 全部吉なる方位を使おう、などということは考えなくてもいいです。 実際に霊…

空席の大相撲

聞いてはいましたが、大相撲のテレビを見て、無観客であるのに改めて驚きました。 行事さんや、審判、その他の人のみでの取り組みが延々と続きます。 いやスポーツなら、野球が無観客だったとか、マラソンでは応援が減ったとか、いろいろな話は耳にします。 …

父からDVを受ける人

今日本を読んでおりましたら、おもしろいことが書いてありました。 DVとういのは、家族による暴力ですが、いろいろなパターンがあります。 その中でも、父から暴力を受けている人には特徴があるというのです。 それは、足です。 足が弱かったり、立てなかっ…

基礎から基礎まで

誤植ではありません。 最初に、易の勉強は基礎から入ります。 そして応用があり、そして実践があります。 しかしまた、実践していると多くのことがわからなくなります。 その時に戻るのは基礎しかありません。 その土台ができていれば、戻ってもすぐに復帰で…

同盤は注意

今月は7赤年7赤月ですから、裏盤が出やすくなります。 流派によっては、同盤が使いやすいといって使われる方もいますが、私たちは注意すべき月になります。 易卦でもそうです。 たとえば兌為澤が出た場合、兌の意味が強く出るというのではなくて、裏の意味…

7赤年7赤月

今月は、7赤年の7赤月になります。 忘れもしない、あの東日本大震災のときと同じ盤になります。 もちろん、あのときは卯年でしたので、今年の子年とは違います。 ですので、同じような事象が出るわけではありません。 しかし思い出すのは、あの当日のこと…

勉強法は人によって違う

干支九星にしても、何の易占にしても、それぞれ勉強の方法が違います。 基礎を学んで、運用を覚えるのは当然のことであり、ここで挫折してしまったならば、スタートラインにまで立ったことにはなりません。 ここまでは辛抱強くしなくてはいけません。 さてそ…

しかってもらう

人のことをしかるのは、とても疲れます。 いわば、剋を作るわけですから、相当な熱量が必要です。 しかし剋がないと、生の関係だけですと、人間は成長しません。 自分の好きなことだけをして、悪い部分に目をつぶって生きるようなものだからです。 ですから…

特異な家紋

家紋については、詳しい知識はありません。 ただ、大概同じ家であれば、一つの家紋があるということはわかります。 戦国武将の旗に見られるような、様々な種類があるのも知っています。 ところが、一家に二つの家紋があるという家のお話をお聞きしました。 …

感覚を鋭くする

干支九星の鑑定、方位の鑑定などは、頭だけでする学問ではありません。 実際の人と現実を踏まえた、実学であり、実学の最たるものです。 仮にAIが進化して、鑑定を人間の代わりにできるようになるか、というと、甚だ疑問です。 AIには感覚がないからです。 …