干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

45度を考慮して

 八方位を取る場合に、いわゆる30度60度説と45度説があります。
 30度60度というのは、360度を、十二支の十二でわって、一支がある東西南北の四正を30度、その他二支のある四隅を60度とするものです。
 それに対して、360度を八方位の八で割ったものが45度説です。
 近場ならそう違いを感じませんが、遠方になると大きな違いとなります。
 いわゆる気学の方は、30度60度をほとんど採用しています。
 方鑑の方は45度を採用しています。
 干支九星は、十二支を尊重しますので、方鑑に近く、45節に基づいています。
 これは間違いないことですので、必ず45度説を採用していただきたく存じます。
 気学の方が失敗する原因の一つがこれです。
 もし気学の方で気が付いた方がおられたならば、なるべく30度や60度の真ん中を使うようにして、45度説であっても可能ば方位を使用する方がよろいいと存じます。