干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

九星によるトラウマの見方

 九星で性格を見る方法に、傾斜宮があります。
 大変に有効な見方で、これだけで鑑定できてしまう部分も多くあります。
 ただ、どうしてそういう性格になったのか、まで説明はしてくれません。
 誕生してから性格ができるまでは、そう長い時間ではありません。
 ですから正しい意味でのトラウマ、ではないかもしれません。
 むしろ、様々な経験をしていく中で、どの経験がその人の胸に刺さるのかという問題になります。これこそ、人の個性によって違います。
 その原因を前世に求めるのか、あるいは業に求めるのかはわかりません。
 しかし実際に誕生日によって、その性格が決定されているのも事実です。
 例えば7赤年3碧月生まれの人がいたとしましょう。
 この人は、家系の問題や、家のごたつきを抱えているが故に、そういう問題から逃れようとして、智恵を働かせ、先見の明を持ち、極端なまでの準備万端な性格になっていると思われます。
  その人の性格を形成する根本までたどると、こんな見方もできます。