干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

天なるものとは

 人事を尽くして天命を待つ、という言葉があります。
 これはその通りであって、まず自分が人間としてできることを最大限すべきなのは当然です。
 とはいえ、天命を待つだけではなくて、こちらから天命のお伺いを立てたくなることもあります。
 果たして天の心はどこにあるのか、どういう結末になるのか、どうすべきか。
 では次に、天とは何かということになりますが、仮に天を易神としますと、教えていただけることはあっても、働きかけはしてくれません。
 人間世界に働きかけてくださる天なるものは、また別のものと考えられます。
 一番身近で影響力を持たれるのは、ご先祖であるといわれています。
 ではその先祖様はどうなのか、と次から次へと疑問が出て参ります。