私たちは、先生たちから教えていただくこともありますが、書籍から学ぶことも多いです。
ですから、何よりも本を大切にします。
紙が貴重であった時代にはなおさらで、その大切にする書籍に祈りを込めた人たちもおられました。
本を持つ人が幸運になるようにという、願いを込めたということです。
あるいは、様々な危険な内容を出す場合には、災いにならないように除けをしたということも考えられます。
先生の本もたくさんありますが、現在では絶版になっている本もあります。
そういう本を拝見いたしますと、一生懸命に作られたことを知ることができます。
しかしこのネットの時代に、一体どのようにして昔の人の気持ちを受け継ぐのか。
あるいは、別方向に向かうのか、まだ先が見えていません。