干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

占術の日本化

占術が知られて、定着するまでに時間がかかります。 文化や風習、気候などに適応するかどうか、という検証と定着までに時間が必要だからでしょう。 そして、実際に利用できると判断されてから、使うべきだという考えがあります。 それは占いの対象が、多くの…

時代に乗る

よいものであっても、なかなか人口に膾炙しないものがあります。 ほんのちょっとした組み合わせ、タイミングなどが原因のようにも思えます。 かと思えば、内容がよくなくても、売れたり、流行ったりするものもあります。 そういうものは、時代にマッチした、…

西洋占星術との比較

我々が扱っております、干支九星は中国を源とする東洋の占星術です。 方や西洋占星術が有名ですが、西洋占星術の研究は多くの研究者が協力して進歩しています。 それは、多くの実例と研究が積み重なっているからです。 東洋の方は、多くの場合どの占術におい…

ロシアの星

これは望月先生が特にお話されていたことですが、その国にも星があるのだ、それで計算できるということです。 例えば日本ですと、明治以降の歴史を考えて、巳という国の記号が付けられます。 同様に他の国にも同じように、国の記号、国の十二支が付されるわ…

時期判断の難しさ

干支九星の鑑定盤というのは不思議なもので、過去も現在も未来も含んで示しています。 とすると、どこが現在でどこが過去でどこが未来か、という法則を知りたくなるものです。 ところが、時間というか因果の法則というのは、ぷつっと切れるものではありませ…

霊地の場所

古来日本では、神道が中心であり、仏教が入ってきたあとは、基本的に共存しながら伝承されてきました。 その最初の段階で、人間よりも先に、おそらく神仏のおわす場所が選定されたでしょう。 そうみて参りますと、現在残る、古代の神社仏閣というのは、地相…

昔の易者の本

勉強は本ですることが多いですし、あとは実占によります。 そうすうると、先人の本を読むことになりますが、書いた人の慈悲の心がわかる本というのがあります。 よくわかるのが、秘伝と呼ばれるものも、本人の努力次第で理解できるように残しておいてもらえ…

開運までの条件

占い師は、基本的には将来どうなるか、ということだけを述べるものです。 どうしなくてはいけない、というお話をすることはありません。 しかし、何とかならないか、と質問された場合には、いろいろと知恵を絞ります。 ただし、条件がそろっていなくては、ダ…

同級生の星

同級生で結婚される方も多いです。 同じ学年だと、同じ時代を過ごしたという思いから、多いということもあります。 しかし本当は、干支九星で言うならば、同じ干支九星があるので縁ができやすいということがあります。 とはいえ、同じ学年の人が同じ人生を歩…

浄めの雪かと

本日の寅の刻は、壬寅年壬寅月壬寅日壬寅時という珍しいときでした。 その刻に合わせてお参りをして、お堂を出ますと、何とも明るい月が出ています。 雲も出ていましたが、音もない静かな夜、というか朝でした。 そこで少し仮眠をしてから活動をしはじめます…

日の影響が大きい

鑑定盤は、年月日時の四つを使って鑑定します。 ですから、すべてに目を配るわけですが、一番大切なのは日盤です。 それは、奥免法が日盤のみを使用することからもわかります。 ということは、日盤を使用する日は、同じような答えになるということでもありま…

月について思う

今日あたり、ほぼ満月ですね。 満月の夜は、人がオオカミになるとかいう話もありました。 しかしこの月というのは、私たち易をやる者にとっては大切な対象です。 太陽を表とするならば、裏が月だからです。 そして裏というのは、私たちが、場合によっては見…

少しずつ春が

暦の上では、立春になりましたので、春とはなったわけですが、まだまだ寒さから逃れられません。 しかしながら、ふとした時に、春の風というか雰囲気を感じることができます。 芽吹きにはまだ早いですが、明け方の夜明けの時刻が早くなるにつれて、期待は高…

答えは目の前に

どんな秘伝を使おうとも、どんな有名人が解答しようとも、答えは一つです。 すなわち、目の前にある結果だけが真実です。 その他の、どのような言い訳も通用しません。 だからこそ、必死になって勉強するのです。 もし仮に、簡単に答える方程式のようなもの…

先人のエピソードをきく

この数日の間に、私にこの世界を教えていただいた望月先生のお話を何回かお聞きしました。 お人柄そのものの、お話ばかりで、懐かしくなりました。 と同時に、現在の自分の至らなさ、ふがいなさを改めてつきつけられたように感じました。 ああいう巨大な先生…

刺激が進歩させる

鑑定は基本的には個人でしておりますので、他人様と合同ですることはありません。 しかし他人様の鑑定で、こういうように言われたと聞くことがあります。 その内容によっては、自分には見られない要素があることがあり、気になって仕方ありません。 そういう…

運をとる限界

これは開運になると思ってご紹介いたしましても、なかなか実行していただけません。 わざわざ時間とお金をかけておいでになっても、何を思っておられるのでしょうか。 当然、取捨選択の余地はありますので、そこまで言うつもりはありません。 が、その選択が…

鑑定盤の数

鑑定盤は、年月日時を含め、九星だけでなく、十干十二支を含めますので、相当な数の組み合わせが考えられます。 かつ、それぞれの宮があり、その事象も考慮することになります。 では一体どれだけの事象が必要でしょうか。 必要という言い方はよくありません…

風習を知る必要

御客様のお話をお伺いしていると、疑問形がたくさん出てくることがあります。 その一つが、その土地固有の風習です。 北の地方の風習は、南では通用しませんし、通用させようと思うと、違った結果になってしまうこともあります。 そしてまたその逆もあり得ま…

先人の気持ち

大道易者は、よく時代劇に出て参ります。 そういう職業の人たちが、たくさんいたという事実を示しています。 仮に江戸時代を考えたとして、たくさんいた易者さんたちの中でプロ意識を持っていた方々は、実践の中から多くのものを得たのであろうと思います。 …

方位か時間か

気学など方位を取っている方は、何を置いても方位が重要です。 当然私たちも方位を使うわけですが、方位を使わないこともあります。 方位を使わないというのは、方位を考慮に入れずに遠方に行くとかという意味です。 どうしてそういうことになるかと言います…

運勢と性格

運勢を変えるというのは、変え方があるようです。 一番知られている開運法は、心根を変える、性格を変えるということです。 性格を変えるといっても、自分の性格というのは、わかっているようでわかっておりません。 その性格をはっきり捉えて、変える努力を…

立春になり

壬寅の5黄土星の年となりました。 昔から、5黄の年には災いが多いというように言われています。 確かに今年は、いろいろな面で、コロナとはまた違った形で大変な年になりそうです。 天災、人災、いろいろな可能性を考えておかないといけないでしょう。 そ…

鑑定盤そのままに

鑑定盤を見まして、お客様のお話をお聞きします。 同時でもありますし、時間がずれることもあります。 強く相手の話に飲み込まれますと、正しい鑑定ができないことがあります。 自分の頭で考えて、答えてしまうからです。 そのためには、ある程度自分の答え…

干支九星をやる目的

本来ならば、干支九星を含めて占いをやる必要はないのです。 宗教心を備えれば、知らない間に開運をしていくでしょう。 宗教をもちたくないとか、直接方位などを知りたいという方のためには、干支九星は最高の占術です。 具体的に、一つ一つ事象を出していっ…

破れの形

歳破や月破、それに日破などの破れがありますが、そのすべて凶事象が出ます。 長い目で見れば、年月に係わりますが、短いと日破が出ます。 破れというと、自分が破れるというように思われがちですが、必ずしもそうではありません。 例えば日破を使ったとしま…