ものを見る場合に、多角的にみる必要があるのは当然として、では干支九星の場合はどう見るべきなのでしょうか。
それを解明する一つのヒントが先天と後天にあります。
先天と後天、すなわち体と用です。本体と働きです。
有名な話ですが、例えば夜です。
夜というのは陰だけですので、陰爻だけの2黒が相当します。
しかし夜は暗いし、物を隠しますので、暗い意味のある1白が相当します。
すなわち夜といっても、本体は2黒であり、働きは1白です。
同じように、すべての事柄について同様に考えられるはずですので、事象がたくさん考えられます。
これが干支九星の考える多角的な見方の一つです。