干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。月恩流 干支九星術(沙門室) 参照のこと。

八方位をまとめると

 方位は八等分して考えています。
 それはそれでいいのですが、もし中央を通して線を引く場合、中央を貫通させれば、東西、艮坤、南北、巽乾というこの四方位のみとなります。
 去ると去られるという意味あいは違いますが、線としてはこの四本です。
 また艮坤は、動くことはありません。
 地球の傾斜の角度そのものを、この艮坤で示しているからです。
 もし図面一枚でしたならば、固定した、動くことのない図があるのみでしょう。
 ところが、私たちの世界では、例えば東に行けば、西を背にしているわけです。
 逆方向にも線が残ります。
 では、その動きをどのように表現するのか。
 それは線ではなく面になり、立体になります。
 そうすると線が移動します。