干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門堂(月恩会)参照のこと。

魔方陣だからではない

 九星の後天盤を作りますと、縦横すべて足すと十五になります。
 いわゆる魔方陣となるわけです。
 もちろん五黄が真ん中にない場合には、そうではなくなります。
 またその不思議さから、魔方陣はマジックのための四角形だとして、呪術などで珍重されてきたようです。
 九星だけならその説明でよかったかもしれません。
 しかし干支九星においては、天干地支も同様に回座します。
 これは九星の魔方陣の作り方に影響されて、同じように配置したという説明もあるでしょうが、私たちはそうではなくて、先に動き方があって、そこに九星にしても干支にしても乗せられた、と考えます。
 魔方陣が先という考え方は取りません。