運が悪くなりますと、自分の不運の原因は何かと探ります。
それが解決の方法になると考えるからです。
それは間違いないのですが、いろいろな要素が考えられます。
ある人たちは、それはすべて運気が悪いせいだといい、ある人たとは、それはすべて霊の仕業だといい、ある人たちは、それはすべて前世からの因縁であるといいます。
一体どれが本当なのか、どのように決定するのか。
これらの原因をすぐに理解できる場合もあれば、時間がかかって、事象を拾ってやっと理解できる場合もあります。
しかし間違いなく言えることは、「すべて」という言葉を使っている時点で間違っているということです。
ある場合には、その一部が正しいかもしれませんが、すべてでありようはずがありません。
ですから不幸の原因を見極める、というのが本当の意味での開運をもたらす易者の力量であると思います。