干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

時間がかかる勉強

 最近の人は、と言い出したら年をとった証拠なのでしょうが、最近の人はなかなか待てません。
 その最たる原因が、性能が向上したスマホなどのツールによって、私たちの生活の速度が変わったからだと思います。
 押してすぐに答えが出てこないと、いらいらしてしまう程です。
 私たちの易関係の勉強も同様で、どうすれば答えがでるのか、すぐに結果を求めようとします。
 ところが私たちの頭脳はゆっくり学ぶようにできているので、これは無理な相談です。
 干支九星だけに限っていえば、単純に考えても天干と十二支と九星の三種類あるわけで、通常の三倍かかりますし、構造的な理解も必要です。
 さらに人間への洞察や、多くの事例の積み重ね、自分の心のコントロールなどやることは山ほどあります。
 時間がかからないわけないのです。