干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

山梨の山々

今日は所用で、山梨県に行ってまいりました。 曇りや雨も降ったりして、快晴とはいきませんでした。 しかしながら、甲斐の山々が、山によっては雪を冠に載せたものまで見えました。 戦国時代、武田家が軍略を練って戦国時代を生き抜いた、その土地です。 信…

必要な時に星が

本当なら毎月、郭氏元経に出ている吉星などを出せばいいのでしょうが、なかなかできていません。 そんな中で、どうしても何とかしないといけないというお客さんがおいでになって、ふと計算で出すことがあります。 その計算した方位を使っていただき、災い出…

わらにすがるのは

お客さんが、わらにもすがる思いで来たので、何とかしてあげたい、というのは全うな感覚だと思います。 しかしながら、相手に同情し、相手と一緒に落ち込んでしまってはいけません。 一緒にわらにすがって、水に沈んでしまいます。 自分はしっかりした足場の…

定盤との生剋

星同士の生剋は当然見ますが、定盤との生剋も重要です。 九宮のどこにあって、その星があるのかを見るということです。 何よりいいのが、その宮から生じられることです。 助けてくれるものがいるという意味ですので、プラスです。 逆に剋されてしまうのがマ…

集中力

鑑定をするときには、集中力を高めます。 相手のお話と、知識と、盤の判断との微妙な箇所を探ります。 わからない事象は質問しながら、消して参ります。 余興でできるものではありません。 ずっと見ていると、飛び越えられることがあります。

早くも陰遁

今年は今日で陽遁が終わり、明日から陰遁になります。 日程的には、相当例年より早くなっています。 このように、暦が乱れますと、天体の運行をどの程度示しているのか問題になります。 どちらにしても、気候の変動、異常は去年同様起る可能性が高いです。 …

微妙な判断

大きく、悪いとかいいとかはわかることが多いです。 大体こういう場合には、はっきりと答えが出ています。 それに対して、微妙な盤になっている場合には、判断も微妙になります。 どこまでよくて、どこから悪いのか。またその逆か。 時間的に悪いのか、それ…

市の地形

地図には行政ごとの色分けがされている場合があります。 その地図によると、その区や市がどんな形をしているかわかります。 大概はゆるやかな線で囲まれた土地が多いのでしょうが、極端に形が変わっている土地もあります。 そういう土地と、それからその行政…

先天的な運命をみる

誕生日の干支九星をみてまいりますと、いろいろなことがわかります。 そもそも易は、地上のすべての事象を表現しようとしたものです。 それを細分化した上で、また後世の技術も加えてのものですから、人事百般を表すと考えるべきです。 それを踏まえたうえで…

節入りぎりぎりの場合

誕生日が、月の節入りの日に生まれた人がいます。 その人は、誕生時と節入りの時間を考えながら鑑定するのですが、漠然と誕生日しかわからないような場合には困ります。 その時には、出てきた事象を合わせてまいります。 傾斜法などを用いながら、その人の性…

見るべき時とそうでないとき

鑑定というのは何でもわかるといいます。 ですが、何でも見ていいというわけではありません。 有名人などの話を聞いて、勉強のために盤を立てることもありますが、それは自分の知人ではないからです。 身近な人については、基本的に依頼されない限り鑑定はい…

同じ種類を呼ぶ

土地には長い歴史があります。 新しい何かを土地の上でやろうとした場合、前の歴史を無視できません。 無意識でやろうとしても、結局は前に使用されていた種類と同じようなものになります。 野仏さんも同じで、前にお地蔵様があった土地には、お地蔵様が同じ…

性格は当てるものか

知らない人と関わりを持つ必要になったならば、相手様の性格をある程度知っておく方がいい場合が多いです。 知っている人について、性格を知ったとしても意味がありません。 知っている人のことを、改めて知る必要はないからです。 性格を知って、それで対策…

令和の講習会

時代は令和になり、世間では、新しい何かが生まれるような感じもいたします。 講習会も、新しい方向で行きたいと思います。 新しいといっても、変わったことではありません。鑑定の基礎を最初から見直したいと思います。 去年は、駆け出しの意味があって、飛…

言霊遊びではなく

神という文字は、カミと書かれます。 ということは、文字でいうと火と水でカミと読めます。 すなわち神というのは、火と水の要素を持つものという解釈が可能です。 これは多くの方々から指摘されてきたことです。 では私たちが方位を取ったりする場合に、神…

ごあいさつから

方位を取られるのに、行って帰ってくるという方法があります。 それも一つの方法であろうとは思います。 その方位を取るのに、各地の神社にお参りする場合などは、どうされるのでしょう。 私たちが教えていただいたのは、いきなり行くのではなくて、氏神様に…

明日は並びの日

明日、5月16日は、8白の並ぶ日です。 年 己亥8白 月 己巳8白 日 癸丑8白 これだけの8白がありますと、8白だけがあるのではなくて、別の要素が出てくることがあります。 もしこの日を狙って、何ごとかをお考えの場合には、別の要素にも十分お気を付…

子はかすがい

昔は、子はかすがいといって、夫婦わかれをしない要件の一つでした。 しかし現在は、そういう考えを持つ人は非常に少なくなっています。 夫婦が合わない場合には、別れて養育費をもらうという方向で考える人も増えています。 別れる確率の高い夫婦には、子供…

気持ちの伝播

昔のあいさつは、近隣や、せいぜいすれ違う人とだけでした。 社会が大きくなりますと、徐々に、仕事場やコミュニティーで出会う人との関係に膨らんでいきます。 そして現在は、ネットを通して、人の思いや感情、思考が瞬時に行きかうようになりました。 それ…

考えを整理する

お客さんの一部の方には、自分の考えがわからない人がいます。 自分がどう思っているのか、自分で持て余している場合です。 そういう場合には、じっくりお話をお聞きして、すこしヒントのような言葉を入れますと、ご自分で自分の考えをまとめられていきます…

四柱の流年と干支九星の流年

占法のいくつかに流年があります。 例えば四柱流年で見る方法もあり、それはそれで大いに価値があります。 では干支九星の流年とはどう違うのか。 一番大きな点は、干支九星は五年ごとであることです。 次に気が付く相違は、事象が細かく出ることです。 さら…

出世間を気取るなかれ

私たちは、世俗的なことでなくて、もっと上位の、優れた世界を扱っていると、つい考えがちです。 しかしそれは間違いで、あくまでも世間に足場を置いて、鑑定に臨まないといけません。 世間的において、徹底的にたたかれて思い知ることも必要かもしれません…

北極星が二つ?

今日の夜、星を見上げますと、北極星が輝いています。 まったく不注意だったのですが、これが本当の姿です。 というのは、昨晩北極星を見上げますと、北極星と、それと同じくらいの明るさの星が、ひしゃくの底位の近さで、こぐま座の別の明るい星の反対側で…

100パーセントはなし

吉方位に行ったから100パーセントよくなる、ということはありません。 何をするにしても、すべてうまくいくようになるということはありません。 逆も同様で、悪い方位に行ったからといって、すべてが悪くなるわけではありません。 人間には誕生日という星…

技があった

一般に九星とか、易とかは、多くの本に書かれています。 それらの本を勉強して、易者さんになられる方も多いでしょう。 そんな中で、昔の易者さんの本を読みますと、市販の本には書いてないことがあります。 いわれてみれば同意することも多いのですが、そう…

同盤の月

五月節は、八白年八白月で、九星の同盤です。 同盤のときには、計算がしやすいといって、通称、気学の方々が方位取りをなさいます。 確かに表の盤としては、年月ともに同じですので、一見計算がしやすいです。 しかしそれは本当でしょうか。 というのは、裏…

自由意志と高度な占術

人間は神の手の中にあるという人がいます。 それは真理の一面を表しているように思います。 では神は人間の運命さえも決定してしまうのでしょうか。 もし完全な宿命論に立つならば、神は人間にとって必要のないものになってしまいます。 そして、本当の神は…

時期の悪い時の引っ越し

時期が悪い時には、引っ越ししてはいけないのでしょうか。 ある人たちは、二年間なり三年間なり、全く新しいことをなさいません。 それは確かに運が落ちる時はあります。 しかしその時期に、全く何もできないというのはおかしな話です。 いい物件が見つから…

決まった日にち

干支九星で言わないことですが、日にちで決まっていることがあります。 例えば、神社参りは一日と十五日には必ずするように、と言われています。 この日は、神様の方が、その気持ちでお待ちになっているといわれています。 干支九星でいえば、新暦の一日も十…

運のよい人の

多少時間があるときには、社会で成功している人の本を読んだり動画を見たりします。 成功する人には、普通の人のしていない何かがあるはずです。 そのうち得られるものは得ます。 自分がそれを実践する、という意味もないわけではないのですが、基本的にはお…