干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

自由意志と高度な占術

 人間は神の手の中にあるという人がいます。
 それは真理の一面を表しているように思います。
 では神は人間の運命さえも決定してしまうのでしょうか。
 もし完全な宿命論に立つならば、神は人間にとって必要のないものになってしまいます。

 そして、本当の神は人間の自由意志というものを最後まで尊重するものであるという説があります。
 でありますから、高度な運命論は非常に関心をそそられるものではありますが、私たちは必要のないものなのです。
 それは人が、究極の選択を迫られたときに発現するということなのでしょう。