干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

余計なこと

 吉になるには努力がいりますが、災いになるのは簡単です。
 亡くなった方の骨を少し分けて欲しいともらい、それを供養している人がいます。
 外国の人なら、まあ考えられないではないですが、日本の中ですぐに墓参りに行ける距離でありつつそういうことをするとよくありません。
 本当に余計なことをして、運気を下げているようなものです。
 このようにタブーが決められているのは、神事はもとより仏事が多いです。
 それが正式な寺院の見解であればいいですが、僧侶の思いつきのようなことばに左右されることもあります。
 いいかどうかわからない時に、余計なことはすべきではありません。
 わからないならば、大体伝統にのっとってなされるべきです。

同盤の月

 今月は九星と十二支が同じ盤になっています。
 九星では3碧ですので、今月は世間全体が3碧の影響を受けます。
 ここで事象の取り方が出てくるわけですが、3碧の事象篇を見れば、世間の九分の一がそうですので、たくさんの事柄があるわけです。
 とはいえ、基本的な意味である、若者とか、元気とかいう意味や、内容がない、進んでいくとかいう意味はすべての基本にあります。
 それを踏まえた上での事象ですので、そう間違うことはないはずです。
 他方、十二支では辰になります。
 辰の連想から龍を考えますので、龍に関する社寺にお参りされる方も多いでしょう。
 それもまた結構ですが、では龍の事象は九星では何でしょう。
 などいろいろと話は進むものですが、同盤であることは大きな作用を生みますので、必ずその反動が来るものです。
 そこが注意点になります。

肉親の争い

 親子や夫婦、親戚などの間で、争いをしていることを見ることがあります。
 それは多くの場合、お金に関係することです。
 しかしながらお金に関係なく、最初から関係が悪かった人というのもあります。
 それは、運命としか言えないような関係の人たちです。
 そういう人と肉親となって、様々な苦労をするわけです。
 それはなぜなのかといえば、何かの因縁によるとしか言えません。
 これは宗教の部分に属します。
 易だけを扱う者は、そこから離れて、現在目の前にあることに対処するしかありません。
 そして当事者たちは、それこそ自分の修行として対処していくわけです。
 易が宗教と近しいのは、こういう箇所からも言えます。

漢字のこと

 ここ数日、UNICODEを見るとがあったのですが、改めて思ったのは、中国文字の多さです。
 どれだけの文字を発明してきたのか、中国人の徹底ぶりに感心いたします。
 それに対して、ラテン文字系統のものは少ないです。
 これは発想の仕方にもよりますが、多数の道具を使用して組み立てるのか、少ない道具で効率的に組み立てるのかの違いでしょう。
 ただ現代の多くの日本人は、名前に漢字を使用しています。
 パソコンに入力できないとかで、使用できる文字数は制限されていますが、それでも多いものです。
 この漢字の意味を訪ねることも、運命解釈の手助けになります。
 先生はこれを、ずっと研究されておられました。

地域差を考える

 私たちはつい、自分の価値基準で判断してしまいます。
 これは致し方ないことでしょうが、他地区の方を鑑定いたします場合には、問題となります。
 簡単な例ですと、海辺にある家の作りと、山間地区の家の作りとが違うようなものです。
 まあ日本ならまだわかりますが、外国となるとまた話が違います。
 生活習慣も違えば、考え方も違います。
 そこで何かしらの問題を解決する場合には、こちらの知識を総動員するだけでなく、相手様の常識を理解する必要も生じます。
 日本人がホロスコープを見て、ああだこうだ言うのと同じように、東洋占星術でこちらは対応します。
 本心的には、腕力です。

やってもらうこと

 私たちが拝見している鑑定によって、お客さんにお話をさせていただくわけですが、開運するのにやってもらうことがあることがあります。
 この人は、〇〇すべきだとか、〇〇の考えにとらわれているので、発想を変えるべきだとか。
 その中で一番難しいのは、考え方を変えてもらうことです。
 そういう思想で生きてきたので、問題が起こったり、不幸になったりしているわけですから、その発想を変えるのが一番大切であり、一番難しい場所でもあります。
 なので、到底オンラインでの鑑定はできません。
 また難しくはないですが、その人に必要だと思われることをしてもらうこともあります。
 それを行って、少しでも変わっていただきます。

「気づき」の部屋

 今更ですが、事務所の名前を沙門堂から沙門室に変更いたします。
 沙門の連想から堂としましたが、どう見ても部屋そのものです。
 また、関西の大きな寺院さんと似ていて失礼なこともあります。
 今更ではありますが、更新のタイミングで変更いたします。
 アドレスなどの変更はありません。
 ただ、まぐまぐだけが無理のようです。

 沙門室においては、鑑定に来られたお客さんが、ご自分の生活を反省したり、新しい気づきがあるように鑑定させていただきます。
 その結果、最終的な大きな開運を手に入れられるように、お話させていただきます。
 
 勉強会においては、基礎実践の繰り返しによって、間違いなくお客さんを導けるようになっていただきます。
 基礎というと、簡単だとか、レベルが低いとか思う人も多いようですが違います。
 基礎「しか」開運させられないのです。
 基礎は大地のようなもので、いくら枝葉を勉強しても開運とは無縁です。
 最終的には、肥沃な土地の植物が勝つのです。
 基礎実践の繰り返しの中で、気づきがあればそれが宝となります。