干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

命卜相のこと

 中国発生の東洋の易は、その特性によって命卜相と分類するのが多いのだそうです。
 いったい人間の運命というものはあるのだろうか、自分の運命はどのようなものだろうかという関心から命が発達し、将来自分はどの道に行ったらいいだろうか、明日の天気はどうだろうか、という予知的な関心から卜が発達し、人に知られることなく、他人の心や性質を知りたいという欲求から相が発達したとしていいかもしれません。
 それからどうすれば開運をするかという関心から、方位術ができました。それには当然戦争の勝ち負けがかかわってまいります。
 それぞれの分野で、それぞれの特質をもった術が発達し、今に至っております。
 しかし、これは驚いていいことだと思うのですが、以上すべてのことがらを網羅し、覆うのが干支九星術なのです。しかも簡単なのです。
 ですから将来、この分野では干支九星が主流になっていくのではないでしょうか。