干支九星を含む九星などの術は、日の九星の確立が遅れていたせいもあって、年月盤だけによる計算が発達いたしました。
すなわち、年月盤だけでの情報に基づいて行動することもありました。
日や時を考えるには、情報がなかったわけです。
ですから年が最初、次に月というように、大きい単位から小さい単位へと思考が進んでまいります。
四柱推命などは、日を重要視しますが、そういう発想はありませんでした。
一見不自由にみえるこの思考ですが、使い方を会得するととても便利です。
年月しかわからないものを判断するのに、大雑把に動向をとらえることができるからです。