干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

宿命ということ

 人間には避けられない運命というのがあるようです。
 様々な状況が、そちらに向けて動いています。
 何とかして逃れようとしても、いろいろなできない条件を付けて、妨害をします。
 それに対して、運命は変えられます。
 これを乗り切るときに、感謝が生まれます。
 人間にはそういう決まりごとが、おそらく誕生したときから決定されているとうことなのでしょう。
 ではどうしてそうなのか。
 これはわかりません。一番うまい説明が前世の因縁ですが、これでは説明になりません。

 誕生の星のみを当たる履きであり、そこにすべて表示されていると考えてよいのだと思います。

次期総理の鑑定

 安倍首相が退陣表明をされたのが、令和2年8月28日午後5時でした。
 庚子7年 甲申2月 癸卯6日 辛酉9時

 現在出馬予定とされるとりあえず3名は

 石破茂さん(S32,2,4)丁酉7年 壬寅8月 丁未8日
 岸田文雄さん(S32,7,29) 丁酉7年 丁未3月 壬寅7日
 菅義偉さん(S23,12,6) 戊子7年 癸亥8月 乙丑2日
であり、石破さんの誕生日が非常に微妙ではありますが、このままの星で計算をしますと、安倍首相の退陣表明の段階で、次の首相が示されていることになります。
 何の面白味もなく、巷間言われている通りに菅さんですが、一寸先は闇だそうですので、まだまだわかりません。

うれしいこととは

 干支九星だけではないと思いますが、人様を拝見していて、うれしいことがあります。
 それは、開運の報告をいただいたときです。
 お話の通りにやって、開運した、よくなった、というお話ほどうれしいものはありません。
 ある意味、そのためだけに易者をしているといっても過言ではありません。

 いろいろな指導はありますが、7月の吉方位用法については、多く報告をいただいております。

 それだけ効果があったわかると同時に、報告をしていただいてうれしく感じました。
 干支九星、おそるべし。

安倍首相の退陣表明

 安倍首相が退陣される、と公表されました。
 政治的な理念や実績は別として、突然のこととて驚いています。
 その退陣の理由が、病気が再発したということでした。
 これならば、ご自分のこととはいえ、ある意味いたし方のないことです。
 決断はご自分だったのでしょうが、原因は、致し方ない自分より他からのものです。
 このように、他が原因となる場合もあれば、例えば家族の者が病気になるとか、会社が倒産するとか、家が壊れたとか、あるいはやる気をなくしたとか、私たちの周りには、自分の行動ができなくなる様々な要因があふれてあります。
 どのような原因であれ、干支九星の流年法と、そして流月法を使いますと、危険な時期というのがわかり、今回の安倍首相の件も、まさしくその時期に相当しておりました。
 退陣の驚きと、干支九星が示している驚きとの両方を感じています。

電話先の方位

 電話をかけるときに、相手方の方位がこちらからどうかを考える人がいます。
 これは必要ないと考えます。
 相手の住所の方位に、悪い星があるときには電話をかけないという決まりを作っているのです。
 それより、相手の星と自分の星の関係がどうなのかを見た方がよいと思います。
 これは鑑定盤にも通じるのですが、日と時の盤が大切です。
 もちろん、大きなこと、将来のことを見る場合には、年月ともに考慮する必要があります。
 簡単なことですが、実効性の高い方をとるのがいいと思います。
 

癖が残る

 いろいろな先生を経由して、当方においでになられる方が多いですが、少し気になることがあります。
 それは、前の先生の持っていた癖が残っていることです。
 正確にいうと、最初についた先生の癖が残っています。
 最初に九星の吉凶をみて、そこからなかなか抜け出せない人、かたくなに30度60度説を、心のどこかで信じている人、吉方位のみを信じている人、など様々です。
 それらを一度、はずしてみていただきたいのです。
 日本人は真面目ですから、教科書のように教えられると、そこに近づこうとします。
 それは、ある意味正しくて、ある意味、全くの間違いです。
 すべてを疑い、そしてなるべく実例から説き起こし、真理を求めていくという立場を、少しでも歩みたいと、自分も含めて改めて思っています。

発想の問題なのか

 算命にしても四柱にしても、最初に見出した人というのは、どういう発想をしていたのかと想像してしまいます。
 どういう発想をすれば、そういう計算になるのか。
 どのような実例を積み重ねて、法則を作っていったのか。
 想像していると、天才とうい文字がふと浮かびます。
 実は干支九星も同様なのです。
 多くの先人たちが、努力をして積み重ねられてきたものです。
 しかし時々、天才と呼ばれるような人が出てこられて、長足に発展させていきます。
 どうしてそういう発想になるのか、驚きのみです。