よくお酒を飲んでもいいが飲まれるな、といいます。
酒に支配しても支配されてはいけない、という意味でしょう。
鑑定盤も同じようなことが言えまして、鑑定盤を支配するのはいいのですが、支配されてはいけないのです。
私たちは何かを学ぶと、それを実際に使ってみて勉強します。
ただし最初のうちは、文字通り教えられたままで使いますので、それだけで達成感をもち、わかったような気になってしまいます。
ところがそれはスタートであって、その後に、鑑定盤を支配するようにならなくてはならないのです。
もちろんこれは、自分への戒めでもあります。
支配している部分と、されている部分と、鑑定の中であるいは質問される中でそれをありありとみるのです。
それはどこなのか、自分が一番知っているものです。