干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

鑑定盤に支配される

 よくお酒を飲んでもいいが飲まれるな、といいます。
 酒に支配しても支配されてはいけない、という意味でしょう。
 鑑定盤も同じようなことが言えまして、鑑定盤を支配するのはいいのですが、支配されてはいけないのです。
 私たちは何かを学ぶと、それを実際に使ってみて勉強します。
 ただし最初のうちは、文字通り教えられたままで使いますので、それだけで達成感をもち、わかったような気になってしまいます。
 ところがそれはスタートであって、その後に、鑑定盤を支配するようにならなくてはならないのです。
 もちろんこれは、自分への戒めでもあります。
 支配している部分と、されている部分と、鑑定の中であるいは質問される中でそれをありありとみるのです。
 それはどこなのか、自分が一番知っているものです。