干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

私たちの基盤

 私たちが勉強をする場合に、もし中国古典が典拠であるならば、原典を読むのが第一です。
 もちろん、日本語で書かれている解説書などからでもいいでしょうし、その方が楽です。
 つい私たちは技術とか、占法とかに目が行きがちですが、大事なのは、そこに哲学があるかどうかを見ることです。
 それから実際に、当たるかどうかの検証になります。
 ある意味、原典になくても当たればいいという考えもあり、私たちの基盤は、どこから始まっても同じはずです。
 すなわち、当たることがわかってから原典に戻るということもあります。
 ある場合には、すなわち原典で完成している占術でなければ、進化する可能性が残されているということでもあります。
 占術が、世間で広く認められている学問と違う点は、こういうあやふやな複雑さにあるのでしょう。