私たちの世界では、白か黒かというだけの答えはありません。
その間のことの方が、むしろ多いものです。
「事象は九星が出し、吉凶は十二支が出す」という大切な法則がありますが、吉凶とは言いましても、すべてがゼロか百かということではないのです。
というより、そう信じたい。
もし白か黒かだけならば、人間の努力も意思もあるいは宗教も全く意味がなくなってしまいます。
オセロゲームのように、色をひっくり返すことができなければ、人間の尊厳はありません。
黒を白にというのは難しいとしても、中間地点のものは、少しでも白にしていかなくてはなりません。
そこにこそ、易が存在する意義があるもとの信じます。