干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

九星を超える干支九星

 先生の言葉には、謎のような言葉が多いです。
 人生を大成した人が、何かを発言すると多くの含みを持っているのとおなじです。
 その言葉の一つに、「事象は九星が出し、吉凶は十二支が出す」というのがあります。
 ある意味これはすごいことで、今までの鑑定はすべて九星の相生相剋だけで判断してきたわけですが、それをある意味で、完全に否定していることになります。
 とすると今までの九星の考え方はどうなるのか。
 顕著にわかるのが、男女の相性です。
 1白水星と6白金星のカップルならば、6が1を生じてよい相性となるわけですが、十二支を入れると必ずしもそうなりません。
 1白は子卯午酉の星があり、6白は丑辰未戌の星があるからです。
 十二支を入れると複雑にはなりますが、確率はずっとあがります。