干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

厳格なきまり

 旧のお盆になりましたが、そこで気になることを。
 私たちは、、亡くなったご先祖の気持ちを忖度して対応します。
 誰々さんは、何々が好きだったからお供えしよう、という気持ちで行動しますが、これは尊いことです。
 なのですが、誰々さんは生前このように考えていたから、現状に対してこう考えるであろう、だからこう対処しよう、と発想するのは問題があります。
 といいますのは、亡くなった人との間には、厳格な線が引いてあるわけです。
 亡くなった世界では、そこでの厳格な決まりがあるはずなのです。
 私たちはそれを知りようがありません。
 その点をまず押さえた上で、儀式に則ってご供養したあとで、あれこれ考察すべきであって、生者が死者を簡単に忖度すべきことがあってはいけません。