旧のお盆になりましたが、そこで気になることを。
私たちは、、亡くなったご先祖の気持ちを忖度して対応します。
誰々さんは、何々が好きだったからお供えしよう、という気持ちで行動しますが、これは尊いことです。
なのですが、誰々さんは生前このように考えていたから、現状に対してこう考えるであろう、だからこう対処しよう、と発想するのは問題があります。
といいますのは、亡くなった人との間には、厳格な線が引いてあるわけです。
亡くなった世界では、そこでの厳格な決まりがあるはずなのです。
私たちはそれを知りようがありません。
その点をまず押さえた上で、儀式に則ってご供養したあとで、あれこれ考察すべきであって、生者が死者を簡単に忖度すべきことがあってはいけません。