干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

動より変わるものとは

 吉凶は動より生ずという言葉は、私たちの信条の一つです。
 実際に、引っ越しをしたことによって悪くなったり、改築をしたがために亡くなってしまったりすることもあります。
 そのために、なるべく凶を避けて吉の方位に向かうように、私たちは勉強をしているわけです。
 として「吉方位に動くことだけが大切である」と考える時期もありましたが、あるとき先人たちは、動かないで何とか吉にする方法はないかと考え出しました。
 その成果の一つが、お水取りでありお砂取りです。
 これらは自分が動くのではなく、もちろんその場所までは動きますが、モノ、物質を動かすことによって事象を出そうとするわけです。
 私たちもその考えを受け継ぎましたし、実際に先生はお砂取りがお得意でした。
 しかしそこまで到達するのに、あちこちやってみたとも話されておりました。