干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

白中の殺

 自分の九星を見て、その相生の方位に行くという方位取りがあります。
 それはそれで結構ですが、広く吉星として知られているのは、いわゆる紫白です。
 紫とは9紫をさし、白とは1白6白8白をさします。
 この紫白の星がある方位には、福があるといわれています。
 それならば、その紫白だけを使えばいいではないかとう議論があります。
 紫白だけを使うならば、わざわざ九星の相生の星を使わなくてもいいのではないかという議論です。
 しかしたとえば、4緑の人が6白を使いますと、金剋木になってしまいます。
 古書には、これは避けるべきと書いてあります。