干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

古代中国人のすごさ

 易経だけではなくて、郭氏元経や旋機経など方鑑の書物、また八字や斗数などの命に関する書物などの作者は、すべて古代中国人です。
 よくまあ、こういう理論とそして実践を積み重ねてきたものだと感心いたします。
 日本にそういう学問があるのかどうか、よくわからないのですが、実際に一般に利用されているという点では、中国典籍の方が圧倒的に多いでしょう。
 なぜ、そのようなことが中国で可能だったのか。
 人口の多さ、知識や実践の蓄積量、精神性、などいろいろあるでしょう。そして時々知性を超えた、突き抜けるひらめきがあったように思えます。
 そのひらめきという点では、日本に入ってきたこの学問を習得した上で、日本人の中にも、突き抜ける人が出てきたのだと思います。
 その人数の多い少ないの判断は置いておきますが。