干支九星を含めた占術の基本は、こうなります、こうなる確率が高いです、という未来を言葉にしてお示しすることです。
ではどうしたらいいのか、というのは、基本的に占い師の仕事ではありません。あくまでフォーチュンテラーなのです。
方位を使って開運しましょう、というのはあります。
それはたまたま授かったものであり、百人ともに開運の方位が使えるということはありません。
ところが通称気学は、多少時期を我慢すれば開運できます、どうしてこんな簡単なのにやらないの、みたいなノリで方位を多用しています。
それは現在の平等公平思想にマッチして流行っていますが、効く人と効かない人とが出るはずです。
その答えは十二支にあり、そうすると使用できる時期は非常に少なくなります。
それより自分の運命を受け入れ自覚し、自分の不足している箇所を自省し、頭を低くすることによって、少しずつ開運の神の足音を聞くことができるのです。