古来、中国では君子、帝王は南を向くことになっています。
これについて、日本でも同様な思想内容を受け入れました。
この方向が間違ってしまいますと、様々な問題を起こします。上下関係が乱れ、凶になるからです。
ですから、今の地図は上が北ですが、易関係のものはすべて下が北になっているのです。
易は帝王の管轄であり、それゆえに易は帝王学と呼ばれます。
では易者は、お客さんと向かい合ったときに、どちらの方向を向けばいいのか。
様々な意見があるでしょうが、その時点での易者の役割とか、属性などを考慮して判断すべきだと思います。