干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

君子南面す

 古来、中国では君子、帝王は南を向くことになっています。
 これについて、日本でも同様な思想内容を受け入れました。
 この方向が間違ってしまいますと、様々な問題を起こします。上下関係が乱れ、凶になるからです。
 ですから、今の地図は上が北ですが、易関係のものはすべて下が北になっているのです。
 易は帝王の管轄であり、それゆえに易は帝王学と呼ばれます。
 では易者は、お客さんと向かい合ったときに、どちらの方向を向けばいいのか。
 様々な意見があるでしょうが、その時点での易者の役割とか、属性などを考慮して判断すべきだと思います。