干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

少し難しいかもしれない

 今月は6月で、午1白月です。
 世の中は循環していくでしょうし、少しは活気も出てくるでしょう。
 そんな中で、本質的な問題については、解決が難しいようです。
 あるいは、新たな、あるいはいままで解決されなかった問題が大きく取り扱われるかもしれません。
 また、経済的な問題についても、思ったほどにはよくならないようです。
 コロナだからそうだろう、とも言えますが、星の計算からしても同じような答えになります。
 外見はよくても、内的な明るさは、まだ少し難しいように思えます。

何も考えないことから

 干支九星のことを考えていて、行き詰まることがよくあります。
 そのときには、どうしたらいいのか。
 そのときには、何も考えないようにしています。
 考えてもわからないことは同じですので、考えずに時間を置きます。
 別に干支九星だけではありませんが、時間をかけて考えることによって、答えに到達するということはよくあることでしょう。
 そういう人にとって、解決方法を見出したときの悦びは、ただ単に教えてもらう場合の、数倍あることでしょう。
 そのように思いながら、干支九星と対面しています。

しっかり理解するということ

 干支九星の分野でしたならば、望月先生の本などを読みますと、とりあえずなるほどと理解できることもあります。
 ではさてそれを説明しようとすると、なかなかうまくいきません。
 結局は理解していたと思っても、身に染みるまでには至っていなかったということでしょう。
 そういう努力をしないで、何か新しい話はないかと探すのは、正しい勉強方法ではありません。
 どんなときにも、すぐに出てくるようにしておくには、おそらく頭で理解する努力の五倍くらいの努力が必要ではないでしょうか。

人を熱狂させるもの

 音楽にしろ、スポーツにしろ、絵画鑑賞にしろ、人が夢中になるものはあります。
 その中でも、人生の秘密を知ることほど、人を夢中にさせるものはありません。
 そしてそれが開運法が伴うものであるならば、これ以上のものはありません。
 それを知るために、ある場合には、思い切った行動をする必要もあります。
 何とかしてそれを習得したいと思うものです。
 ある先人の本を読んでいましたら、易や宗教関係の本を二万冊焼いてしまった、と書いてありました。
 一体その人は、どれだけの努力をしてそれらを得たものか、そしてなくしてしまったあとも、再度この世界を追求する気持ちになったと驚きました。
 この世界にいる人は、熱狂する人たちです。

衣替えに思うこと

 6月に入りますと、衣替えになります。
 よくよく考えてみますと、学校などでも夏服の時期は、6月から9月の四か月間になります。
 一年が12か月ですから、三分の一の長さです。
 とすると三分の二は、冬服です。
 なぜ半分ではないのかというと、日本の緯度の関係があるのでしょう。
 また、暑い場合には脱げばいいけれど、寒いときには着るものがないとどうしようもないという、根本的な原因があるのかもしれません。
 年齢のせいでしょうか、昔は暑ければ脱げばいいと考えていましたが、最近は上着がないと不安でもあります。
 こんなことも、結構大切な季節感かもしれません。

反省から開運へ

 占いは基本的に、将来を予測するものですので、無味乾燥なものです。
 そしてもし、将来が不幸になると示された場合、どうにかして回避しようとするのが人情です。
 その回避の仕方が、何か手品のような方法で開運に向かうと考える人が多いのですが、そんなことは全くありません。
 何が必要なのか、それは自己反省を第一とします。
 様々な条件によって現在に至っているとは思いますが、その要素は自分にあると考えるのです。
 その反省の心が十分に満ち足りたとき、条件が変わってきて、開運に向かうものだと思います。

世相と星

 現在日本においては、三組に一組の夫婦が離婚しているそうです。
 鑑定に来られた場合には、なるべく別れないように指導させていただきますが、最近では、ついこれは仕方ないという案件が増えています。
 実際にテレビで離婚した人の顔を拝見しましても、明らかにそういうお顔ですし、星を見てもそういう人が多いです。
 そして、その割合が増えている、ということなのだと思います。
 世相といえば世相です。
 ちなみに、美人の顔とされる方のお顔も、私たちが美人と感じる基準とはまるで違います。