干支九星などの易の勉強をしておりますと、位負けという事象に出会います。
実力以上のことをして、結局はその場にとどまることができないということです。
たとえば、今年は6白が中宮にありますので、実力のない人は位負けをします。
実力のある人は、そうではありませんが。
風水でも同様のことが言われています。
最高の場所に墓所を構えても、悪いことばかり起きる人がいたという有名な話があります。
それは、その場所に墓所を構えるだけの徳分のない人の場合のことです。
ふさわしい人がいれば、最高の墓所になったことでしょう。
何事にも、分相応ではくてはいけないという教えです。
ストレスとはいうけれど
ストレスは万病のもとといいます。
かといって、人間はストレスなくして、この社会では生きていけません。
とすると、どこまでが耐えられるストレスであり、どこからが不可能なのかを知る必要があります。
てきめんに出るのは身体の不調です。
そこまでくると、相当なダメージを受けているということでしょう。
また別に、自分がストレスを受けているのではないか、とご自分で心配して病気を作ってしまう場合があります。
その辺の所も、鑑定者は見定めないと危険であり、この辺は難しいものとしてよろしいでしょう。
天候の変化が大きい
今日は、天気でしたのに、突然雲が出て参りまして、雪が降ってきました。
流れてきた雪というより、道路が濡れるほどの降量でした。
しかし一部は青空が出ていて、天気雪と言ってもいいほど、のことです。
かと思えば、近くの町では、数日前に二重の虹が出ていたといって、たくさんの人が写真を流していました。
何といいますか、天候が不順というか、変化が大きいです。
干支九星的にいえば、いくつか要素は考えられますが、一つはやはり、五黄の月の影響だともいえます。
天候が激変したり、世の中が変わったりします。
先天と後天の接点
傾斜法で同盤の場合には、先天盤の反対の星の傾斜を見ます。
たとえば、3碧と3碧でしたら、巽宮傾斜とします。
ところが、鑑定の場合に同盤があった場合には、後天盤の反対の星を中央に入れます。
たとえば、3碧と3碧でしたなら、7赤を入れます。
このように、九星が同じでも、用途によって違いを出します。
また、先天の星は動かないということになっておりますが、実際の所は、それだけでは済まないこともあります。
このように、九星においては裏盤が重要になって参ります。
吉運とは何か
運が悪い人は、運が悪くなってから、どうしようかと迷います。
そういう場合には大概、もうどうしようもなくなっていることが多いものです。
運のよい人は、運が悪くなる前に、事前に準備をしています。
万一、運が悪くなった場合には、こうしようと、心がけをしています。
たとえば、前もって、いよ医師がいる病院を調べておくとか、よい健康法を行っているとか。
運が落ちてきたときに、その平常時の心構えが役に立ちます。
そういう人こそが、運がよい人であり、運がよい人というのは、運が落ちたときに供えて準備ができている人です。
今年は方位をとるときに
令和3年は、丑6白の年です。
今年こそは運が開くであろうと、期待されている方も多いでしょう。
個人的にはそういうことがあるでしょうが、全体としてみた場合には、そう簡単ではありません。
といいますのは、全体として吉方位が少ないからです。
自分には吉方位がある、と考えられている人は、もう一度よく見直してもらいたいと思います。
流派が違えば違う、という立場もあるですしょうが、少なくとも、干支九星から見た場合には、吉方位が多いとは思えない年です。