干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

事象を取る難しさ

 今までに多くの九星や気学の本が出版されています。
 それらを見ますと、必ず事象篇というのが付いていまして、多くは1白から9紫までが一覧として出ています。
 ところがなのですが、その九星の事象が本によって全く違うのです。
 よく見ますと、あきらかにこの本は、あの本を相当参照したのだろうというのに出会うことがあります。
 それならそれでいいのでしょうが、系列が違うと全く違います。
 実は系列ではなくて、物事の考え方が違うのです。
 事物のどの面を見たかによって、全く違った事象になります。
 私たちはこれに、ある程度の答えをもっていませんと、いざ鑑定というときにはずれてしまいます。
 おそらく、九星を難している原因の一つだと思います。