干支九星はそもそも、個人の星を基にして鑑定をするという形が出来上がっています。
それにはたくさんの先人たちの占例があって、その裏打ちをしています。
とはいえ、それだけでなく方位を取る方法としても有効です。
といいますか、最初の段階では方位を取るために造られたものだったのでしょうが、それを鑑定に応用してできたものと考えられます。
鑑定盤につきましては、いわゆる四盤掛けができたのは、手に入る資料などから見ますに、そう古いものではないようです。
ところが、干支九星による鑑定自体は、更に時代を遡るようで、江戸期にまで行きそうです。
そのように複合的に考えてまいりますと、この占術は現在進行形で変化発展しているものと言えます。