干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

方位の気に先んじるもの

 私たちは方位を使いますが、使ったあとで事象が出ます。
 もちろん、使っている途中で事象が出るということもよくあります。
 しかしそうではなくて、目に入ってくるものがあります。
 ときどきこれにヒントがあって、将来の方位を先んじる、あるいは方位を使うべき道しるべとなることがあります。
 方位を使う九星などの気とは違って、使う前にはっと目に入るものです。
 それは単純に過去の、例えば四、七、十と系線とは別に、向こうからやってきます。
 その時は、必ず手直しが必要となります。
 一度足を踏み入れたら、逃げられない、というと大げさですが、そういう側面もあります。