干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

反対意見を聞く

この仕事をしておりますと、様々な考えの人がいることに気が付きます。 少しでも謙虚になってこちらの意見を入れてくれるならば、変化していく可能性があるのに、それができず、そのままでおられる方もよく見られます。 自分とは違った考え方を受け入れて、…

他の所で秘伝

先生の講義を聞かれた人ならわかりますが、本当に深い箇所を話され、かつ実占ができるようにされておりました。 その全部を話されることは多くなかったかもしれませんが、入り口だけでも衝撃あるものでした。 ですから、私たちのように先生から教えていただ…

天気の陰陽

干支九星にて天気占いをすることもあります。 これらは、干支と九星をフルに活用するわけですが、基本的なポイントもあり、それは雨などの暗い日は陰であり、晴れている日を陽とします。 外で元気よく行動するのは陽の日であり、内にこもってあれこれ考える…

ひとつの事象の確定

私たちの生活は、目まぐるしく変化しておりますので、それに伴って易、九星も変化しなくてはならないことが多いです。 例えば事象がその一例です。 どちらかと固定的に考えられていた事象ですが、時代とともに事象が変化するのですから、やはり事象は難しい…

ころんでもたたでは

先生から学んだ内容は、確かに干支九星が中止ではありますが、それだけではありません。 あまりありませんが、仮に転んだとしますと、普通の人は「転んでしまって大変だ」「どうして転んだのだろう」「これから先どうしよう」などと、様々に考えます。 とこ…

神あり神なし

四盤掛けの鑑定盤で、先生はよく、「この盤は神あり」とか「この盤は神なし」と話されておりました。 私たちが神と聞くと、神様のことを想像してしまいますが、この場合には意味が違うようです。 鑑定盤には必ず易神が介在している、と考えるのは間違いでは…

因縁の二人

人との出会いの中で大きいのは、はやり男女の仲です。 いろいろな方々を拝見しておりますと、いい相性の二人、悪い相性の二人、どちらでもない二人など、様々な関係を知り得ます。 その中でこれはと思う関係は、因縁のある二人です。 この二人は、何か解消す…

思想に基づいている盤

私たちは陰陽五行という思想、哲学に基づいて理論を作り鑑定をしています。 ですから根本は、中国思想です。 なのですが、別お思想というものも必要なことがあります。 たとえば、占機の件です。 話が出たときだとか、噂になったときだとか、考えたときだと…

お万さま

遠い歯医者に行くので、長くドライブをしている間、NHK大河ドラマの再放送を見ていました。 そうしましたら、少し引き込まれ、さらにお万さまが出てくる予告がありました。 それでその回はじっくり、拝見いたしました。 お万さまをとある女優さんが演じてお…

発生か終結か

昔から様々な事件や事故などはあったとは思いますが、これだけネットが便利になりますと、情報は過剰に入って参ります。 ではその事件や事故というのは、何事かを示すのかという疑問があります。 日本だけでなく、地球の裏側のことまでを知ることができるわ…

大きな憂い

望月先生が話されて、残されたものは、本であり講習を受けた人のノートなりに残っています。 ではなぜ先生が、最後までこれを残そうとしたのか。 どういうお気持ちで、最後まで話をされたのか。 概して先生の言葉は、斬新すぎるので、自慢して他人を驚かせた…

サミットのこと

現在広島で行われている、サミットに関心があります。 政治的に興味があって、話の内容に関心があるというのだけではありません。 各国のトップの人が、どこに行って、どういうことが起きたかを見たいのです。 もちろん、今回おいでになった時のことだけでは…

生き方が大切

もちろん、お客様にもそうして欲しいという希望はあります。 こう考えたらいいのに、というのをお話いたします。 もちろんそういうこともありますが、その前に、私たちの生き方が大切です。 どういう考えで生きているのかを自分に問い、その思いをお客様に伝…

先天か方位か

人に災いがありますと、その原因を探るわけです。 私たちが計算するのは、まず方位があります。 悪い方位を使用したがために、その災いが出るというわけです。 またそうではなくて、家相より出ることもあります。 それらの違いは、厳格に区別します。 当然の…

お客さんとの縁

鑑定のお客さんは、偶然に鑑定者の所で来られていると思いがちです。 また鑑定者の方も、たまたまお客さんが来たと考えがちですが、どうもそうではないこともありそうです。 まず、お客さんの持っている問題への解答と、解決方法がわかるような人、あるいは…

思想は変わる

私たちは、あまりにも大雑把にとらえすぎています。 たとえば、一人の人間の著作を読んだときに、この人の意見すべてそうだと信じてしまいます。 自分の人生を考えていただいても、それはおかしなことです。 人間というのは一生のうち、どれだけ思想が変わる…

この世界の勉強法

この分野を勉強する場合、普通の勉強の仕方ではだめです。 まず理解することから始めますが、本当に理解できていなければ覚えられません。 わかりましたというのは、どんな時でも引き出しから出せる状態をいいますので、ただ単に理解できた、だけではだめで…

方位で忘れがちなこと

私たちは方位を重要視します。 時期と方位です。 吉凶は、動くことによって生じるというのが基本ですので、当然の思想です。 とはいえ、方位を取るのには、その根拠となるものが必要です。 そう、どこから動くかということです。 私たちはつい、東から西へ行…

安心できない

先生のお話は、ご本人の体験がほとんどですが、そこから何を得たのかとかを具体的にお示しいただいておりました。 同じこと、たとえば家相にしても、ご自分が話されていない内容のことを日常的に、よくお話されておりました。 ですから、一つの分野でこれは…

さらっと書いてある

先生の本を読んでおりますと、いままで見たことないようなことが、時々さらっと書いてあります。 一体何事かと頭をひねるのですが、そういう箇所は要注意です。 全く新しい秘伝のようなものが、書いてあるのかもしれません。 そいう箇所を見つけましたら、実…

現代の事象ではない

人間は表面だけを見ていては、本質がわかりません。 一緒になって暮らしてみて、わかることも多いです。 いやもしかして、晩年になってもわからないことがあるのかもしれません。 だからこそ、結婚などの場合には、最初に同棲してみて相手を知ってから結婚す…

細かな箇所

易に神がおられて、それを易神と呼ぶのでしたら、易神は非常に微細であることがあります。 一つのことを拝見しようとして、その最初の情報にどれだけのものが含まれているかを、易神はご存知のようです。 といいますのは、最初のお話の中には、必要な分だけ…

鑑定は大切なのだが

ブースに入っている占い師さんに、様子を聞きしました。 と、連休中は本当に忙しい日々だった。お昼を食べる時間もない、ということでした。 それはそれで結構なのですが、食事時間もないほど忙しいということなのでしょう。 その時の判断がずれないか気にな…

無慈悲な占い師

私たちがお客さんと向き合うときに、できれば慈悲の心を持つべきです。 しかし、同情心を持つと失敗いたします。 ですから、あまり心を動かさず、淡々と鑑定すべきです。 そして奥底に、相手を何とかしてあげようという心を秘すべきです。 ところが、最初か…

宗教と易の包摂

易をやっている人で、宗教をやっている人はそう多くはないでしょうが、宗教や呪術をしている人で、易をやる人は多いです。 ではなぜ、易を宗教が覆うのでしょうか。 おそらく、宗教者というもののもつ特性なのだと思います。 宗教家には、人様を救うという気…

真心が通用する世界

世の中、何が起こっているかわかりません。 いやいや、裏の世界とかそういうのではなくて、日常生活の中に想像もできないことが起こっているものです。 人間の常識とか、科学とか、知識とかだけでは解決のできないものです。 そういうことも含めて、あり得る…

昔が残る

私たちは表面しか、ほとんど見ていませんので、昔のことは忘れています。 かつてこの土地はどんなものがあったのか、どんなことが行われたのか。 それを知らずに生きていますが、実は裏には様々な歴史があります。 それは悪い、不幸な歴史という面もあります…

記録の仕方

いろいろと考えたことをまとめるのに、整理するという意味ではパソコンを使うことが多いです。 これは間違ってはないと思います。 他方、ふと思いついたことは、安いノートに書くのがいいと思っています。 ところが、いろいろな資料を作るときに、切り取り線…

星を見上げて

少し雲が出てきましたが、月がきれいでしたので空を見ておりましたら、星が輝いております。 ちょうど北斗が柄を伸ばして、アールクトゥールスあたりに月がありました。 つい忘れがちになりますが、昔は好きで星を見ておりました。 住んでいますのが田舎です…

陰陽の境目

何ものにも、必ず陰陽があります。 これが世界の原理であると、私たちは信じています。 そして陰と陽は混じりあいません。 ですからその境目は存在しています。 私たちがすぐに思いつくのが陰遁と陽遁です。 一年を二つに分けまして、陰気が増えていく時期と…