干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

記憶を戻す

人間の記憶というものはあやふやなもので、覚えていたと思っていたもので多く忘れていることがあります。 特にこの分野では、多くの情報を持たないと、正しい判断ができないこともあり、さらに深い判断ができないこともあり、忘却は最大の敵です。 というこ…

開運環境が違う

昭和の戦後の本からの時代と比べても、今の状況は全く違います。 開運していこうとしても、昔のようにいかないことが多いです。 その一番の理由は、東京など都市部への集中です。 人口が集中しますので、一戸建てが減ります。 私たちのしている分野では、こ…

<月報>より(1)

望月先生は月報を毎月出されておられました。 その中に、「思いつくまゝの記」というコーナーがあって、大変に有意義な内容を書かれておられました。 その月報もいまでは持っておられる方も減っているでしょうから、昔見た月報の内容で、現在でも有意義と思…

お恥ずかしい話

少し調べものがあるので、昔の先生のノートを見返していました。 そうしたら、また読み込んでしまって、自分の話している内容が間違っていないのか、確認するということになりました。 確かに間違いと思われる点はなかったのですが、それよりも、その当時か…

写真を見直し

古い荷物を整理しておりますと、時々昔の写真が出てきて、手が止まることがあります。 懐かしいという感情は、感傷を誘います。 昔、先生の企画された旅行会に参加させていただいたときに、時々写真を撮ることがありました。 そんな写真もあり、なかなか掃除…

同時に多数を

私たちの仕事では、一度に多数のことをする必要があります。 まずお客様のお話を聞き、鑑定盤を立て、判断をして、どのようにお伝えするかを考え、そして実際に口に出します。 さらに、質問が来たり、逆に質問をしなくてはならないことがありますので、その…

夢のお知らせ

お世話になったある先生が晩年に、自分は夢をコントロールできるようになった、と話されていたのを覚えています。 そこまではいかないまでも、夢の中でお知らせをいただくことは、異世界の話とつながっているようにも思えますので、象徴的なことが多いです。…

望月流という名前

周りの人が、よく「望月流では」という話をしていましたので、先生もふざけた形で望月流では、と話されていたことはありましたが、自ら名乗られることはありませんでした。 周りの人がなぜそう言ったかといえば、今までの占いの概念をあまりにも超えていまし…

誕生による差別化

人は平等ではありますが、この世界から見ますと違いがあります。 私たちの世界でいうならば、特殊命と普通命です。 普通は普通であり、特殊の方がいいように思いますが、必ずしもそうではありません。 特殊命がゆえに早逝されている方もおられます。 これら…

占いを目指す動機

易関係をなさる方は様々な目的をお持ちです。 興味本位で見てみたいとか、自分ことを自分で知りたいとか、周りの人を見てみたいとか、いろいろでしょう。 そしてそういう人たちがプロになったとして、その先はどうなるのか。 もしこれを職業として選んだのな…

東西と南北

私たちは北半球に住んでおりますので、太陽が南を回ります。 当然南半球は逆です。 ですから、私たちの意識は、南を見上げるという意識が強くなるものです。 しかし実際は、位の高い人は北を背にしておりますので、平民は南から北を見上げることとなります。…

日本人の特長

私たちのやっている学問の、ほとんどが中国でできたものです。 それが日本にもたらされまして、定着していきました。 その間、ただ単に受け入れただけではなくて、その不足分などについて、改変や工夫をもたらしたのです。 考えてみれば、現在であっても人口…

大きく細かく

確かに神は細部に宿るのでしょう。 それは漠然とは理解できますが、そこだけに集中してしまうと、大局を忘れかねません。 流年法も同様です。 細かく見る方法を用いると、確かにいろいろな面を見ることができます。 ところが大きく見る視点を忘れますと、大…

易が変化する

易関係に係わりますと、単なる技術とか法則だけではなくて、時代背景とか文化とかも考慮しなくてはならなくなります。 易そのものが、古代中国でできたものですから、その時代に思想が入るとは当然です。 かつ、日本とは気候風土と、東アジアという共通点が…

吉日を選ぶ

何事かを始めたい場合には、やはりスタートはいい日がいいです。 その日についても、個人としていいのか、全体として、あるいは特定の人ということでなくいいのか、という違いはあります。 また内容にもよります。 何か事業を始めるとか、新規開店するとかと…

一桁にするかどうか

姓名判断にはいろいろな流派があります。 その中の一つが、画数を一桁にするかどうかという問題です。 例えば23なら、2と3を足して5とする説です。 他方、一桁目だけに注目する方法があります。 例えば23であれば、3という数です。 数そのものを扱う…

悪い名前

姓名判断で、悪い画数というのが通常言われています。 いろいろな流派がありますが、その画数があると、不運に見舞われるというものです。 今日、表彰を受けた人の名前も、普通ではよくない名前という分類でしょう。 しかしながら、普通の人よりも優れた業績…

防御か切りか

お葬式などが増えておりますが、参加するような場合に、どうしたらいいでしょう。 異界へ行かれる人ですので、やはりこちらでは相応の準備をしなくてはなりません。 同様に、お客様のお話を伺う場合に、そもそも未来のことは日常現在のことではありませんの…

前知らせのこと

世の中には、様々な前知らせがあります。 普通ではないような状況が起こった場合、これはもしかして何かの暗示ではないかと思うことがあります。 それが、何も意味しないということはなく、何かしらかの暗示であると考えます。 その暗示を紐解くには、それを…

網羅はできない

干支九星で何でもかんでもわかるのか、というとそうではありません。 ではそれを補うために、易などを使う、ということは自分に許しています。 では世間でどのようなことが起きるのか、はどうかというと、干支九星でも得意分野の一つです。 とはいえ、すみず…

簡単なようで

昔は囲碁より将棋が好きでした。 いろいろな見方が、相手をどう倒していくのかを考えるのが面白かったからです。 ところが今はそうではなく、囲碁に関心があります。 干支九星というのは、囲碁的なのか、将棋的なのかは一概に言えませんが、使う道具はそう多…

生きるコツ

易関係をしていますと、この人がどういう方向にいったらいいいのかというのはわかります。 しかし実際に、言った通りに行ってもらえる人は少ないです。 そういう障害になっているものの一つが、その人の性格です。 その性格を把握しつつお話すれば、開運によ…

外国のこと

日本国内ですと、何とか計算はできます。 しかし海外になりますと、なかなか難しい部分があります。 地球が丸いのが大きな原因ですが、船で行くのと、飛行機で行くのとでも違いがあります。 経由地がどこかというのも問題になります。 そういう場合には、仕…

一人が苦労する

家系の流れを拝見しておりますと、一人に人が何かに気が付きます。 たくさん兄弟がいたり、関係する人がいたり、あるいは親も子もいるのに、なぜ自分がしなくてはいけないのか、と悩む人がいます。 家系の整理というのは、その家系の中でなぜか一人の人が選…

九星でも深い

干支九星をしておりますと、干支が入る分だけ、視点が分散されます。 それも当然そうなのですが、九星だけで見る場合もあります。 九星が細かくみられるようになると、不思議に干支とのかかわり方がわかってきます。 干支だけで答えを出すというようなことは…

七草がゆ

今日は正月七日で七草がゆの日です。 たまたま植物ですから草なのでしょうが、本当は種なのかもしれません。 七草は、その時期によって種類が違うそうで、春の七草は春の時期に取れるものが入っています。 以前、中国の人と話をしたときに、時期と食事につい…

正しさは求めず

この世界において、正しさとは何かがわかりません。 やっていることが正しいかもしれないし、間違っているかもしれません。 しかし何であれ、答えが出ればそれでいいのだと思います。 自分のやっている術に入っていたら、他に何があるとかは考えないものです…

様々な流派

実際のところはよく知りませんが、この世界にも様々な流派があります。 例えば、いわゆる気学においても、園田先生を祖としながら、様々な流派があるようです。 それは実は長所でもあって、それだけ気学が物事を大きくとらえるということをしていることを証…

日を選ぶ

日にちは、普段通りの生活していればわかりますが、時々変わったことが起こる日というのがあります。 それが悪い意味で起こる場合と、いい意味で起こる場合とがありますが、特に精神性を高めるような日というのもあります。 暦に書かれている、これは新規事…

初夢とか

元旦の夜に見る夢を、初夢といって、古来日本人は大切にしてきました。 一年の最初のものに価値がある、という思想からなのでしょう。 七福神様の絵を張ったり、和歌を書いたりしました。 同じように、年の最初に起こったことを大切にするというのは、夢だけ…