方位を取ったり、お水を飲んだり、方違えをしたり、開運の方法は様々あります。
干支九星に限れば、そうでしょう。
しかし本当の根本の思想は、善因善果、悪因悪果の思想なのです。
ですから本当の開運をしようと思えば、必ず善をなさなくてはいけません。
そこが根本にあり、それが根本にある人のみ、開運法を実行できるものです。
善を行わない上に、先祖の余徳が切れた人には、開運法は実行できませんし、吉方位も取れません。
努力はどこで必要か
自分で運を切り開ける人がいるならば、その人には易は必要ないでしょう。
ところが多くの人は、迷いを生じやすいものです。
ですから易に依存することも、ある場合には必要です。
ただしそういう人であっても、自分で物事を考えずに、易にのみ依存して生きるのは間違いです。
では、どこで努力をするのか。
今の自分でできることを最大限することです。
その努力があって、初めて開運できるものです。
たとえば、先祖の墓がわからなくとも、戸籍を調べるとかの努力をすると運が変わって参ります。
未来予測の宝
干支九星は、最初は難しく感じるかもしれませんが、基本さえ押さえれば、簡単に鑑定ができます。
しかも、非常に的中率が高く、ある意味で恐ろしいほどです。
それは、世の中の気の流れそのものを切り取っているからだと思います。
その流れをつかんで、あとはその解釈だけです。
思い立った時間とか、話があった時間とか、漠然としすぎているのではないかという疑問もあるでしょうが、その時間こそが占時なのです。
これは人類の宝としてよいものです。
鑑定の進歩
何でも一つのことを繰り返しておりますと、いろいろと学ぶことがあります。
実はこの分野も同様で、ひたすらに同じ干支九星をやっておりますと、様々に得ることがあります。
ですから、決して過去の鑑定がはずれではないのですが、十年前の鑑定と、今の鑑定は違うはずです。
むしろ同じであってはいけないものです。
そういう人は、全く向上心がなく、惰性で鑑定をしていることになります。
違うのは方法論であることもありますが、基本的には鑑定の流れです。
時代に合わせること、合わせないこと
生活スタイルや、善悪の判断は時代によって変わります。
昔の考え方で話しますと、語れなくなってしまいます。
ですから私たちも、いわゆる現代の常識を学ぶようにして、ついていこうとしています。
とはいえ、時代が変わっても変化しないこともあります。
時代を通して不変の真理、というと大げさかもしれませんが、そういうこともあります。
その話をさせていただきつつ、現代の通念にも配慮しつつ、お話をさせていただいています。