干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

カエサルのものはカエサルに

 イエスが尋問にあったときに、不都合な見解を引き出そうとした詰問に対して答えたことばです。
 そして神のものは神に、と続きます。
 神からお借りしたものは、神に返さないといけません。
 神仏は同じなのだから、仏にお返ししてもいいだろう、というのは違います。
 仏はそのことによって、不満を持たれることはなく、受け入れられる場合が多いでしょうが、貸した方の神はそうではありません。
 これは神仏だけのことではありませんが、お借りした本人に返すべきであり、自分の都合で別の人にお返しするのはいけません。
 それが道理であると思います。