干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

十二支を入れて変わること

 今までの九星のみの考え方というのは、簡単で利用しやすいですので、多くの人が勉強してきました。
 それが干支が入ることによって、複雑になって参りました。
 そもそも九星のみの使用というのは、最近になってのことで、以前は神殺などを使用していましたので、これはこれでややこしい部分がありました。
 それが単純化されて、九星のみの使用となったわけです。
 干支とはいえ、例えば十二支が九星に入ると、それだけで組み合わせがずっと増えます。
 十二支には、刑もあれば沖もあります。
 そういうことを考えると、干支九星を知った者は、心して、基礎から離れることなく、着実に術を身に着けなくてはならないものと思います。